むかしむかしあるところに、純粋なこころをもつトナカイの子供がいました
好奇心おうせいなトナカイの子供は、ある日こんな疑問を抱きました
「怪我をしたら薬の草でやくそう」
「毒になったら毒を消す草でどくけしそう」
「なのになんで麻痺はまんげつそうなんだろう?」
大人なら知ってるはず!そう考えたトナカイの子供は
村で一番いい加減なてきとう兄さんに尋ねました
「ねえねえ、なんで麻痺はまんげつそうなの?」
てきとう兄さんはニヤリと笑って答えます
「そりゃオメー」
「麻痺る、つまり真昼の反対は真夜中だべ?だからまんげつそうってことよ」
「な、なんだってえええええーーーっ!?」
トナカイの子供はMMRのように叫びました
「なんだってええええーーーーーっ!?」
オーガの成人男性も一緒になって叫びました
「テキトーなこと言うんじゃありません!」
こうしてテキトー兄さんはしばかれたのでした
~HAPPY END~