昨晩の事。
深夜の街道をひとりの怪しい、もとい、フルオーバー姿のエルフが
カムシカの背に跨り城へと急いでいた。
彼の名は「しのぶ」。
4年半ほど前にひとりでチームを結成して以来、
購買部のカヤカリを真のチームリーダーと仰ぎ、
孤独なたたかいを続けてきた男である。
彼が急ぐ理由、それは
LVUPのための最後のクエストを終え、お気に入りの、否、
自宅近くの出張大使スズネではなく、大使室に直接報告に赴き、
新ユニフォームを受け取ることにあった。
・・・
思わずシリアスな書き出しになりましたが、
昨晩わがぼっちチーム「カミハルムイ購買部」は遂にLV35に到達!
新ユニフォーム「和装装束」をGET!!やたやた♪
というわけで、チーム大使リッシュウさんと真のチームリーダー、
購買部カヤカリさんへの報告の模様です。
前回カヤカリさんに新ユニフォームを作ってもらう約束をしていた私は、
早速報告して新ユニフォームをもらえたのでした。↓
私「うわあああ!!
こんなのずっとほしかったんです!
ありがとうございました~(半泣)!!」
購買部カヤカリ(以下「カ」)
「しのぶさんの努力に報いようと作りましたのよ。
デザインや色はご希望を元に、リッシュウ様と決めました」
私「これまでの怪しい風貌(注・フルオーバー)とは雲泥の差!
コアブラックをベースに従来のでメインだったデビルワインを合わせる
あたり、さすがです!これで堂々と町中を歩けますぅ(号泣)!」
チーム大使リッシュウ(以下「リ」)
「おやおや。カヤカリさん、頑張って作った甲斐がありましたね。
しかしそんなに今までのはダメでしたか?」
私「だってあれ、どこからどうみても怪しいヒトじゃないですか!
城下町歩いてたら小さい子がお母さんと
『あのヒト面白いかっこしてるね』
『しっ!指さしたり目を合わせちゃだめよっ!』
みたいな会話してましたよ」
リ「ま、まぁわかる気もしますが・・・」
私「これで堂々と町を歩けます!
ホントにありがとうございましたぁ!」
リ「(基準が低すぎるような・・・)喜んでいただけてよかった。
奥様には先に伝えておきました。帰って見せて差し上げてください」
私「おおお!ご配慮感謝いたします!!それでは~(ばたばた)」
リ「おやおや、行ってしまいましたね。」
カ「よっぽど嬉しかったのですわね。
今夜は奥様と楽しいお話ができるのではないかしら。」
リ「そうですね。私達も料理でも取りましょうか。」
カ「よろしいですわね!早速手配いたします」
こうして私は家路についたのでした。
愛妻ノイチゴさん(注・プラコンさん)の笑顔を想像しつつ・・・ ↓
私「どうだい!この和装装束カッコいいでしょ!?」
(※この絵は新ユニフォームを手にする前に思い描いたものです。)
ノイチゴ(以下「ノ」)
「まぁ!素敵な装束!
実は先にリッシュウ様からお手紙でお知らせ頂いたので、
ふりそででお待ちしておりました。合いますかしら・・・?」
私「素晴らしい!ノイチゴさん素敵だよ~!」
ノ「まぁうれしい!
今夜はクエストのお話、いっぱいお聞かせくださいね!」
私「うん!!ノイチゴさんもおうちで大変だったろうけど
お話を聞かせてね!」
ノ「しのぶさまったら・・・うふふふふ」
私「あはははは」
しか~し!!衝撃の現実が待ち構えていたのだった!! ↓
ノ「お帰りなさいませ、しのぶさま!」
私「えええええ!?何その服!?」
ノ「リッシュウ様から和装装束の件、報せがあり、
エルトナの武家のような服とのことでしたので合わせてみました」
私「で、その忍者服!?」
私「武士の妻と言えばくノ一。
これからは戦いの場でもしのぶさまをお支えして参りますわ!」
私「こ、こんなはずでは・・・」
私「(・・・ちがうんだノイチゴさん。
そもそも武家の妻がくノ一ってどこから仕入れたんだろ?)」
ノ「何かおっしゃいました?」
私「い、いえ。とりあえず夕飯にしましょう」
ノ「はい。今日からお食事も武家らしく質素倹約を旨とし
お献立は一汁一菜を基本とさせていただきます」
私「えええ!? 豪華なお食事と楽しい語らいのひとときは??」
ノ「今夜はおうちの改装計画を相談しましょう。
敵に備えた釣り天井や隠し扉など、完璧なお屋敷に改装しますわ」
私「どひゃ~」
かくして、新生活がスタートしたのでした。
ノイチゴさんのずれた(?)感覚を忘れてたよ。
とほほほほ(おわり)。