目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

剣聖

レシア

[レシア]

キャラID
: QA391-539
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: スーパースター
レベル
: 116

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

レシアの冒険日誌

2014-03-12 18:27:11.0 テーマ:その他

対魔戦記2   戦火を交えて

グランヴェール領、黒恢山脈
魔竜アルグタネスの巣窟が存在するこの山脈は
グランヴェール領とされているが
その実、人の侵入を許さぬ未開の地である
この山脈があるがためにグランヴェールは隣国ハイラシアと
国交が行われず、大陸の末端に位置するグランヴェールは
その全てを自給自足で賄うしかない歴史があった
時の王の黒恢山脈征伐には、そうした側面もあったのである











グランヴェール王子アルス率いる国王救出軍は
黒恢山脈から少し離れた平原に天幕を敷いていた
「いよいよですな」
側近の近衛兵長が声をかける
アルスは少し憂鬱そうにうなずいた
「父上自ら率いた我が軍最強の七千が
    二日と持たずに壊滅したと聞いている
    こんな寄せ集めの民兵と居残り兵の混成軍で
    勝てるだろうか」
「陛下は焦っておられました
    アルグタネスの脅威を聞いてはおられても
    知ってはいなかった
    あれがどのような攻撃をしてくるかさえも
    分からなかった。アルグタネスが現れた二百年前から
    黒恢山脈は禁断の地となったのですからね
    かの地の魔障が薄まらぬことからその健在は
    知れても、どのような存在であるかは分からなかった
    ですが、今回は敗走してきたごく一部の幸運なる兵が
    奴の攻撃を目にしております
    その鱗の堅さを知っております
    決して勝てない戦ではございませぬ」
近衛兵長のその言葉を聞いてもアルスの憂鬱は晴れない
「奴の吐息は魔障をまとって人を侵し
    炎をもって人を焼き尽くすそうだな
    その鱗は頑強で、我らの板金鎧の三倍の堅さ
    剣などは通らず、その爪は鎧を容易く引き裂く
    そのような敵にどうしろと言うのだ」
「諦めてはなりません。此度は勝つではなく助ける戦
    犠牲を覚悟して兵を突撃させ、その隙に義勇軍をもって
    人質を救い出すのです
    冒険者や魔術師も雇いました
    必ずや、作戦を成功させましょう」
















「薄気味わりぃよなぁ。分かってたけど」
黒い枝を払いながら義勇軍は進軍していた
既に山脈へ侵入してかなりの時間が立っているはすだ
剣で枝を斬り、草を払い、彼らは進んでいた
「まさかアルグタネスを兵隊さんが止めてる間に
    オレらが王様を助けるとはなぁ」
「こりゃ失敗できねえよ」
周りの者たちがそんな会話をしている時だった

「ひえっ!?」
部隊の先端から悲鳴が上がる
レシアは反射的に剣を抜き、走り出していた











「ま、魔物!」
悲鳴のした方へ駆け付けると、そこには
一匹の切り裂きピエロ

「ミツケタ。ミツケタヨ。オロカナ、オロカナ、ニンゲン」
歪んだ笑顔で飛び回るピエロ
と、次の瞬間


「ぎゃっ!?」
目にも止まらぬ速さの剣撃が一人の青年を切り裂いた
「くっ!捨て身!!」
とっさにレシアは叫ぶ
構えと共に、気迫が飛び散りレシアの攻撃力が飛躍する
防御力を攻撃力に変換するこの技はバトルマスターの
基本中の基本だ
その増大した攻撃力を刃に乗せ、レシアは振り回す
しかしピエロはそれをひらりひらりとかわす
「うわぁ!!!」
ピエロが舞うようにかわすと共に周りの若者が倒れていく
「剣の舞いか!」
ピエロはレシアの攻撃をかわし、さらに攻撃へと繋げていた
「それなら!」
レシアは咄嗟に剣をしまい、武器を換装する
蒼き大剣、エンパイアブレードだ
エンパイアを片手で回転させ右に構える
力を集中させ一気に爆発させる
「天下無双!!」
レシアの繰り出した怒涛の六連撃は避ける隙さえ与えず
ピエロを切り裂いた

「すげぇ!魔物を倒した!」
辺りから歓声が飛び交う
だがーーー
ピエロは息も絶え絶えになりつつ、その口を開いた
「ゴ主人サマハイッテタヨ。ニンゲンガマタクルッテ
    ツカマエタヤツヲトリモドシニクルッテ
    デモネ、ゴ主人サマ、アタマイイカラ
    ツカマエタニンゲント、イッショニイルノ
    ゴ主人サマノ目ノ届クトコロニオケバイイッテ……」
そう言い終わると、ピエロは糸の切れた人形のように息絶えた

「おい、これって…」
「オレらの作戦はお見通しだってか…」
義勇軍に絶望感に似た感情が広がっていく
誰かが毅然とした態度で言った
「行こう。早く王子様にこれを伝えないと」
不気味な風が義勇軍の間を通り抜けていった
いいね! 31 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる