これを読む前に一つ前の日誌を見てくれると嬉しいな
ドクターれっしーの診療所
はじまるよヽ(・∀・)ノ
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「次の方ー」
『はい』
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『ちゃおっす』
「目が充血してますね。花粉症です」
『違うよ!?花粉症じゃないし充血もしてないよ!?』
「え、黄色いですよ」
『ホイミスライムの血液は黄色じゃねえ!!』
「あんた見たこともないのにそんなこと言えるんですか」
『いや、わしホイミスライムだし!
自分の血くらいみたことあるわ!なめんな!!』
「とにかく花粉症です。めんどくさいんで
ほら、分かったらさっさと金はらってください
金額はこちらになります」
『あ、はい……えーと、127万Gですか』
『って花粉症じゃねえっつってんだろがぁぁぁぁ!!
しかも治療すらしないで金とんの!?
せめて花粉症なら花粉症で何か治療しようとしてよ!
ってか127万てなんじゃい!花粉症のレベルじゃねえし!』
「やかましい!寝れないでしょ!!」
『仕事中にねるなぁぁぁぁぁぁ!!!』
「あーもう!
まったく、花粉症じゃないならなんだってんですか!」
『え、何できれられてんの、きれるべきはわしでしょコレ』
『まぁいいや……
実は先日のことになりますが』
「あー、そういう長いのいいんで
眠たくなるし。さっさと症状はなしてちょ」
『いちいちイラつくなぁ……
それで、娘と嫁が喧嘩しててですね
息子がそれを煽ってたんですが』
「なんでうちの患者はいらないってのに
自分語りはじめるんだ、あれか、もっと私を見てってか
アピールか」
『だまらっしゃい、せからしかっ!』
↑訳=うるさい
『そんで、わし一家の大黒柱ですし
ここは仲裁して父としての威厳をみせようと思い』
「大黒柱ういてるじゃんwww」
『うるさーい!ばくれつけん!!』
miss!miss!miss!miss!
「遅い」
『なんで全部よけられてんだよ!
と、とにかく、仲裁に入ったんです
そしたら……』
『息子が、嫁はわしのこと、ただ給料をもってくるだけの存在と
しか見てないって……嫁もそれ否定しないし……
ぶっちゃけ給料以外にわしに魅力かんじないって……』
「うわー」
『その日からなんだか娘もわしに素っ気ないし
昨日なんかいきなり、おい親父、金よこせ
とか言ってきてわし怖くて……
さからえ、なぐ、て……ひぐっ、ひっく』
「いや、ほら、泣かないで
お茶のみますか、ほら、おちついて
うっわ、マジで目が充血してますって
ほら頑張って、生きてりゃいいことありますから」
『ぞんなの、も、信じられない……!
ぜ、ぜんぜ、わし、どうずれば……!』
「あー……」
「精神科は隣です」
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「はあい、皆さんお久しぶりです、看護師です!
今回は久々に綺麗にオチをつけられた気がして
しかもあの名台詞?での締めとなりましたが
そんなオチに水を差すように登場しちゃいました!」
「今回はドクター、さすがに哀れになって
最後の方はちょっと患者さん気遣ったりしてましたね!
ぶっちゃけあんなの初めて見ました!
で、そんな優しいドクター、患者さんのために
診断は花粉症、及びそれに伴う目の充血ってことにしました!
患者さんは泣いてないってことを言いたかったんでしょうね!
で、しっかり最初に提示した治療費を支払って頂いたそうです!
患者さんの目がまた充血してたの、看護師は知ってます!!」
「……あれ」
「結局いつものドクターじゃん……」