レシアの冒険日誌

大陸の最果て
闇の支配したるその大地





魔障うずまく中心に
それはそびえる





魔の城ミルドエスタ






大陸を蝕みし魔族、その拠点なり


















神の寵愛うけし大陸の中心
光の溢るるその大地




命の栄えしその都に
それは現れた







勇者れし







昏き大陸の運命に差し込む一筋の光なり












これは数多ちらばる救世の英雄譚、その一つ……




















「ついにここまできたか、勇者よ」


















「ようこそ。われこそは魔王レヴァンゲリオン」

「きさまのくるのを待っていた」


「光の聖剣を見つけ出し
呪われし王国を救い、邪教の神殿を攻略し
そなたはここまできた」


「我が手先どもと、各地で戦い勝利したであろう」



「確かに我が手先は、忠実な部下たちであった」



「われに覇権を握らせようと日夜、暗躍しつづけたのであろう」










「だが」







「そのようなものはそもそも無駄な努力に過ぎなかったのだ」



「わが力はすでに神すらも超え
わが瞳はもはや千里を超えて世界を見下ろす」







「さあ、くるがよい
伝説の勇者などというふざけたものなど
わが前には無力と教えてくれよう！」



















『あ。ごめん、話ながくて寝てた』



「な……ふざけんなきさまぁぁ！
このセリフ考えるのに３日徹夜したんだぞ！」

「……あ
……げふん！まぁいい……こい！勇者よ！」




『いまものっそい地でてたよね
まぁいいや、いくぞ魔王！』





















バケツがあらわれた！




勇者はフバーハをとなえた！
バケツのいてつくギャグ！
勇者の全ての効果が消え去った！
勇者の氷耐性が下がった！
勇者のキラキラポーン！
勇者は悪い効果を受け付けない！
バケツのシャルウィダンス？
勇者のキラキラポーンが消し飛んだ！
勇者は踊り出した！
バケツは激しい炎をはいた！
バケツのなかで炎が燃え上がる！
バケツは257のダメージ！
バケツはバケツに水をくんでバケツの中にいれた！
よくわからないことになった！が一応火は消えた！
勇者はタップダンスを踊っている！
勇者の回避率が上がった！
バケツのばけれつけん！
勇者は全てかわした！
勇者はブレイクダンスを踊っている！
バケツに137のダメージ！
勇者の踊り状態がとけた！
バケツは祈りをささげた！バケツの魔力がみるみる回復する！
勇者のジゴスパーク！
バケツはとっさに避雷針をほうりなげた！
避雷針に9999のダメージ！避雷針をたおした！
バケツのメラガイアー！
勇者は盾で攻撃をはじきかえした！
勇者のギガブレイク！
バケツのボディガードをたおした！
バケツはボディガードをよんだ！
勇者の百花繚乱！
バケツの頭の中にお花が咲き乱れる！
バケツは混乱した！
ボディガードのツッコミ！
バケツは正気をとりもどした！
勇者の奥義・棍閃殺！
勇者は棍がないので拳で殴り飛ばした！
ボディガードをたおした！
バケツのサインぜめ！
勇者に18のダメージ！勇者はバケツに激怒した！
勇者の正拳爆裂撃！
勇者は正拳爆撃を4発くりだした！
しかしバケツは全て身をかわした！
バケツは必殺チャージ！
バケツのモンスターゾーン！
勇者は零の洗礼！
バケツはドルマドンをとなえた！
勇者は盾で魔力をはじきかえした！
勇者の真・オレ無双！
勇者のオレ様オーラがほとばしる！！
バケツはショックをうけた！
勇者のギガボンバー！！
火薬をわすれた！！
バケツの早詠みのうえ！
かんだ！！！！













「く、かくなるうえは……！」

『はぁ、はぁ……
これが最後のターンだ！！』




『「うおおおおおおお！！！」』


『わが身に潜みし無限の真理
悠久の魔力よ！いま汝に形を与え破壊の力となして
解き放たん！わが望みに応えて全てを絶て！
"極・魔導砲"！！』

「たどりついたるは明鏡止水の境地
澄み切る心は全てをうつしだす
我が詠唱は我が心の鏡
さあ、うつしだせ！！
"光鏡呪"！」








バケツのマダンテ！！
バケツは全ての魔力を解き放った！！！！
勇者はマホカンタをとなえた！
呪文をはねかえした！
バケツに9999のダメージ！
バケツをたおした！！


「うそん」

















オチはないからこれで勘弁してくれ