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剣聖

レシア

[レシア]

キャラID
: QA391-539
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: スーパースター
レベル
: 116

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レシアの冒険日誌

2015-05-20 23:29:47.0 テーマ:その他

其は世界のなによりも白く  2

「いや……魚さがしてたわけじゃねえし」
困惑した表情でそう言うレシアに彼女は
「えええ!嘘だ!こんなとこで座り込んで
絶対お魚さがしてたでしょ!」
人が落ち込んでる時になんだこいつは
「んんー?なんか君、暗くない?
あ、ごめんごめん!もしかしてブルーだった?
一人夕焼けの中で黄昏てた?
でもごっめーん!
自己紹介させて!
あたしの名前はリチア!冒険者してる魔法使いで
趣味はメラゾーマ!!」
リチアと名乗る女はそこまで早口でまくしたてた
「いや、自己紹介って……急になんなの」
「え?だって君も一人でしょ?
冒険者みたいだしパーティ組まない?」








塩化が深刻な問題となったこの世界だが
それでも魔物は脅威の一つだ
だから冒険者なんていう職業も
まだ需要をもっていて
塩化から逃げ回れることも手伝って
塩化が世界に広まって以降、冒険者は増えている



そして




塩化を止めるために冒険者を集めているという
噂が広まったのは
リチアとレシアが出会ってしばらく経った頃だった











塩化を止めるために冒険者を集めている
その噂は聖王国と名高いセントシア
その旧首都ホワイトベルであった
人口の多い町は塩化にあいやすい
ホワイトベルも例外ではなく
割と早い時期に塩化を受け、遷都された
そのホワイトベルの南東に位置した王立研究院
放棄され、廃墟となったはずの建物にその女は
住み着いていた
「ようこそ、皆さん
私がここの主、クレアです」

大広間のような広い空間
そこに集った冒険者たちを見下ろす位置に
クレアは立っていた
ざっと見回したところ
集まった冒険者は30人を越えるというところか

「まず、塩化は天災ではなく、ある原因のもとに起こる
非自然的現象です
すでに塩化の条件、および根本的な原因と
思われるものは判明しています」
広間に動揺が走った
原因不明の天災だの神の裁きだのと
言われていた塩化を
原因まで突き止めているなど信じられなかった
あんな未曾有の出来事をそうサクサクと解明できるのか

そんなレシアの気持ちを察したように
クレアは続きを話し始めた
「まず塩化とはどういった条件で起こるか
これはとある魔法物質の作用によるもので
仮にこれを塩化作用物質として説明すると
これはしばらくの期間を経た後、人間を
塩の柱に変えてしまいます
説明すると長くなるので割愛
とりあえず厄介なのは
塩の柱と化した人間まるごとが
塩化作用物質として機能していること
つまり塩の柱を見るだけで塩化が起きます
一人が塩化すると急激に塩化が広まるのはこれが原因ですね」
そこまで一気に話したところで
クレアは深呼吸する

「つまり、塩化した土地はそれ自体が
新たな塩化を引き起こすわけで
また、見るだけで塩化の要因になるとは
一度、塩化から逃れた避難者全員が
新たな塩化を引き起こす可能性がある
ということなんですね」
待て。なんだそれは
レシアは何度も塩化した土地から逃げている
塩の柱など何回みたことか
それだけが原因で自分の手足がある日突然、塩に変わる
そしてそれを見たものもまた、塩になっていく
自分の隣にいるこいつも…
そういうことか
「ね、レシア……」
レシアの視線に気づいたのか、リチアが話しかけてくる
「話きいてて思ったんだけどさ
塩の柱とか見ると塩化しやすくなるのよね?
で、ここって塩化した土地よね?」
そうだ。あまりの事実に忘れていたが
ここは旧首都ホワイトベル
かつて塩化し、捨てられた都だ
この建物に入るまでに塩の柱を見てない者などいないはずだ
そこへまたクレアの声が響く
「つまり、ここに来た皆さんはすでに
塩の柱を見て塩化作用物質を含んでいます!
そして!私は塩化作用物質の働きを少しだけ
緩める薬の開発に成功しています!!」

広間にまたどよめきが走る
塩化すると知っていながらオレたちを
こんなところへ集めたのか
塩化を予防する薬があるならなぜ普及しない
そんな感じのことを冒険者たちが口々に叫ぶ
「静かにしてください!!!」
クレアの高い声が広間に響く
「この薬はまだ数が少なく、そもそも
塩化を完全に予防するのではなく
塩化の発生を少し遅くするだけです!
そして、皆さんをここに呼んだことにも理由があります!」
そこでクレアは深呼吸し、叫んだ
「あなた方はここにきたことで
もう塩化は避けられない!
しかし、助かりたいなら方法は一つ!!
この薬を飲み、塩化の始まりの地
かつての世界の中心ラ・エシェルへ行き
最初の塩化の原因となったとある物質を破壊してください!!」


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