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剣聖

レシア

[レシア]

キャラID
: QA391-539
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: スーパースター
レベル
: 116

ライブカメラ画像

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レシアの冒険日誌

2015-05-21 21:00:31.0 テーマ:その他

其は世界のなによりも白く  3





クレアは一通り説明を終えると
塩化の進行を抑える薬を配布し始めた
レシアの分もリチアが持ってきてくれたが
リチアは先に服用してしまったらしい
いわく、「いやじゃん、塩になんの」だそうだ

半ば騙すような手口だけあって
多少の資金も用意されていた
旅支度を終えたパーティから順次
ラ・エシェルへと発つ
レシアたちも当面の食料と、その他必要そうな
物資を補充し、ラ・エシェルへと旅立つこととなった


かつて世界最大の繁栄を誇った聖都ラ・エシェル
世界で初めて塩化が発生した地に
塩化を止める手立てがあるとクレアは語った
それがなんなのか、今思えば詳しくは聞いていない
ラ・エシェルに到達したとして
うまくそれを探し当てられるだろうか
3年近く人が踏み込んでいないであろう地だ
どれほどの魔物が闊歩しているかもわからない













ホワイトベルからラ・エシェルまでは徒歩で4日ほど
その道中で、レシアたちはそれほど危険な魔物に
出会うことはなく
気づけばラ・エシェルは目前へと迫っていた










「明日には、ラ・エシェルに着くな」
焚き火を二人で囲んでいるときに
レシアが感慨深そうに呟く
「不思議なもんだよな
桟橋で沈んでたオレに空気よまずに
お前が話しかけてきてさ
急にパーティ組もうとかさ
未だになんでうなずいたか、わかんねえし
それが今、もしかしたら塩化を止めた英雄に
なれるかもしれなくてさ」
そう言って無邪気に笑うレシアに
体操座りをしていたリチアは焚き火を見つめながら答える
「うん……だって、なんかすっごく寂しそうだったし
私も一人だったしさ。戦士っぽい外見してたから
パーティ組んだら相性よさそうだなぁって
勇気ふりしぼった」
リチアはそう言って、はにかんで笑ったが
確かにリチアとレシアの戦闘における相性はよい
他の冒険者パーティと比べても
連携がとれている方だと思う
盾と片手剣で武装したレシアが敵の攻撃を
引き受けている間にリチアが魔法で撃破する
一般的な前衛と魔法使いの連携戦術だが
レシアたちはこれが巧い
まず、レシアが敵の攻撃を単純に受け止めるのではなく
受け流して一撃を加える
そこへリチアが止めの魔法を的確に打ち込む
まだパーティとしての日は浅いが
二人の連携はとても高いレベルにあった










リチアが何かを決めたような表情で口を開いた
「ね、レシア……私ね
あなたに、言っておきたいことがあるの」

























いつものお茶目さからは想像もできない重苦しい表情
ああ、この顔を知っている気がする
ぼんやりとそう思ったが
それを思い出す間もなくリチアは再び口を開く
「私…………家族を見捨てたの
家族が塩になってくのに、見捨てて逃げ出した」
そう言ったリチアに、故郷を捨てた自分の表情が
重なった気がした















結局、昨夜はそれ以上リチアの話を聞くことはなかった
リチアが話そうとしていたのをレシアが止めた
体力を温存したかったし
激しい戦いの前に暗い話で精神を
すり減らしたくなかった
そして何より。過去の自分を
リチアに重ねてしまいそうで、いやだった
















焚き火のあとを残してその場を去り
一時間ほど歩いたところ
ラ・エシェルの正門、すでに
風化の気配を感じさせ始めている建築物が
そこにはそびえていた
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