レシアの冒険日誌

サイコロジアを魔王から救おうと
旅立った勇者一行
どうやら、ついに
魔王のもとへたどり着いたようです


ユーシャ「みんな！
ミラクルダイスの力を得た
ぼくの次のターンで
ついに魔王のもとへと
のりこむ！
修行はしっかり積んできた
もう今のぼくら(主に魔法さま)に
怖いものはなにもない！
いまこ」
戦士のターン！
5！
戦士「やっと1じゃないのが
でたー！」
バシルーラ！
戦士はふっとんだ！
魔王城に着地した！

ユーシャ「うそん」









魔王「よくぞここまできたな
勇者一行……
まずはその苦労をたたえてやる」

一行「魔王でけーー！！」

魔王「ふ。さあ、いまこそ
わたしの真の力をみせてやろう！」


魔王があらわれた！

ユーシャ「く……こんなでかいの
(魔法さま以外)どうやって
戦えばいいんだ！」

戦士のターン！
戦士「ぼ、ぼくのせいで
中途半端な準備で
魔王と戦うようになってしまった
ならせめて！
みんなをぼくが守りきる！！」

戦士はみんなをかばっている！

魔王のターン！
魔王は激しく地団駄をふんだ！
地面が揺れ、地震となる！
戦士に合計78のダメージ！

戦士「い、いたいけど……
ぼくはもう泣かないんだ！！」

ユーシャ「す、すごいぞ戦士！」

いまの揺れでタンスの上のつぼが
おちてきた！
戦士の頭に直撃！
戦士はしんでしまった！

ユーシャ「なぜそうなる……」


僧侶のターン！
僧侶のザオラル！
戦士は生き返った！

僧侶「わたしの目の前で
死ぬなど許しませんよ！！」

ユーシャ「そ、僧侶……！
(なんという過労死作戦)」

魔法使いのターン！
魔法「……ふっ、はぁぁぁぁ！！」
魔法使いの魔力が覚醒した！

ユーシャ「す、すごい魔力だ
さすが魔法さま！」

勇者のターン！
ユーシャ「いける……いけるぞ！ぼくたち！
うおおおお……」

？？？「勇者たち！」

ユーシャ「ん？」






「やっほー、女神だよ！
間に合ったみたいだね！
実は魔王と戦うみんなのために
女神が力を授けに来たんだ！
えい！」




ユーシャ「え、なにそれ。え、えええ！？」







ユーシャ「でっかくなったぞ！？」

僧侶「力が……あふれてきますよ！」

魔法「わたしたちの技が
進化してるみたいだ……」

戦士「ぼくだげちいざいぃぃ！」



魔王「ふん。それでも
わたしのほうが大きいわ！」

ユーシャ「なにを張り合ってるんだ」
勇者のギガスラッシュ！
魔王に52のダメージ！


戦士のターン！
戦士はみんなをかばっている！

魔王のターン！
魔王の目からビームがほとばしる！
戦士に合計108のダメージ！
戦士はしんでしまった！

ユーシャ「戦士ぃぃぃ！ブラックパーティ
でごめんよぉぉぉ！！」

僧侶のターン！
ユーシャ「僧侶！もういちど戦士に
蘇生を……」

僧侶「……ない」

ユーシャ「え？」




僧侶「よくよく考えみれば
多数で一人を殴りまくるなんて
そんな卑怯な真似、わたしにな
できない！
魔王さん！今回だけ私はあなたの
味方です！そうすれば
２対２で公平でしょう！」

僧侶は裏切った！

ユーシャ「なにぬかしてんだこいつはぁ！
ってか、戦士生き返さんのかいっ！
くっ……でもこっちには
魔法さまが」

悪僧侶のターン！
僧侶「ザキ」


魔法使いはしんでしまった！

ユーシャ「ホワイジャパニーズぴーぽー！？」


魔王「形勢逆転……かな？」

？？？「……いや」


ユーシャ「え」


魔法「そんなことはないね！！」

ユーシャ「魔法さまぁぁぁ！」

魔王「天使の守りか！」

僧侶「私にもかかったことないのに！」

魔法「さらに、宝箱から出てきた
この天空の剣もある……
これで、チェックメイト！
マダンテぇぇぇええ！！！！」

魔法使いのマダンテ！
魔王に999のダメージ！
僧侶に35のダメージ！

魔王をたおした！！


ユーシャ「や、やった……？
やけにあっさりしてるけど
……やった、魔王をたおした！！
ぼくら世界を、すくったんだ！」


魔法「主にあたしがな」

僧侶「信じるものは救われる
そして、救える……と証明できた
気がします」

戦士「」ただの屍のようだ




こうして魔王をたおした
勇者一行は
ダイスの力で
たくさんの財宝を授かり
しあわせに暮らしましたとさ

めでたしめでたし















戦士「ぼくしんじゃっだよぉぉぉ！！」