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剣聖

レシア

[レシア]

キャラID
: QA391-539
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: スーパースター
レベル
: 116

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レシアの冒険日誌

2013-07-02 23:00:40.0 2013-07-03 13:30:16.0テーマ:その他

日誌を書いた!

追憶の彼方ーとある冒険者の物語風日誌ー
一陣の風が大地を駆けた
見渡す限りに巨大な岩がそびえ立つ乾いた荒れ地に
砂ぼこりが巻き起こる
ここはオーグリード大陸、グレン領ベコン渓谷
古の剣士が眠るこの荒れ地の奥深くには
竜の墓場と呼ばれる場所がある
かつて竜族が住んだと言われる地であったが今では
竜族の骨が無残に散らばるばかりだという
しかし、その景色を見た者はいない
正確に言うならば、そこにたどり着きはしたものの、
生きて帰ってこれた者がいないのだ
かの地にはかつて住んだ竜の怨念がこもり、
竜の死骸は骨となってなお動き回って自らの
破壊衝動を満たそうとしているという

「グラララララ!」
そんな竜の墓場から渓谷に響き渡るような雄叫びが轟いた
その雄叫びの主は……
同じ魔物たちからも恐れられる存在
竜の墓場に眠っていた大いなる災厄
かつてベコン渓谷に存在し、その強すぎる力は同じ竜族をも
滅ぼし、その集落を竜の墓場と呼ばれる場所に変えた元凶
ありとあらゆる存在を越える狂暴性と攻撃力を誇る、その存在は
畏怖を込めてこう呼ばれていた…
キングリザード
巨大な体躯と全てを焼き尽くす炎のブレスで彼はこの地に君臨していた
が、二年前に眠りについたはずだった
「グラララララ!!」
竜の咆哮がもう一度渓谷にこだまする
そして…
ドォォォォン…!!
凄まじい音が竜の墓場から響いた 白骨化した竜の死骸が散らばる、ここは竜の墓場
眠りから目覚めた巨竜は忌々しげにその人間を見下ろした
鳥のような装飾を施した細身の剣を右手に握ったその青年は
冒険者のようだった
青年は今日、キングリザードが目覚めることを知っていたかのように
ここに現れた
そして目覚めたキングリザードに戦いを挑んできたのだ
キングリザードはそれが気に入らなかった
万物を破壊する力を持つ自分にこのような小さな者が挑んでくる
その苛立ちを込めて彼は炎のブレスを吐き出したが
青年はそれを避け、今なおその瞳から闘志は消えない

キングリザードが一気に距離を詰め、その爪を降り下ろす
空を裂いたその一撃はしかし青年には当たることなく地面に
叩きつけられる
青年は素早く身を翻し、剣を構える
ザシュ、ズバッ!
刹那に放たれた斬撃はキングリザードの鱗を切り裂く
「!?グルグ…グギャアアア!」
身体を駆け抜ける激痛に怯んでいる間にも
青年は攻撃の手をゆるめることはなかった
たくさんの魔力が青年の剣に集い、それは青き雷として剣に纏われる
青年は青く輝く雷の剣でキングリザードに切りつけた
ギガスラッシュ
剣の道を極めた冒険者のみが振るうと言われる必殺剣
青き裁きの刃はキングリザードの首を身体から切り離した


倒れたキングリザードに背中を向け
青年は剣から血を拭い、独り言のように呟いた
「終わったよ、姉さん……」

青年は懐から一枚の写真を取り出した
少しだけ幼い顔立ちの青年と、一人の女性が写っている
女性は青年の姉であり、冒険者だった
二年前、各地を荒らしまわり、忽然と姿を消したキングリザード
その犠牲者は星の数にも届くと言われ、彼女もその中の一人だった
まだ駆け出し同然だった青年をかばい、彼女は炎の中に消えた
青年がキングリザードの討伐依頼を受注したのは
ただ姉の仇を討つ、それだけのためだった
そして、それももう終わった
二年にも渡る怨念から解放された今、青年の心はその剣に
装飾された鳥と同じように自由だった
見渡す限りに巨大な岩がそびえ立つ乾いた荒れ地
そこから見える空はどこまでも澄んでいて
とても大きく見えた
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