魔族とはなにものか?
ver2では得体のしれない、魔瘴を使って世界を滅ぼす、
異形のワルイヤツらだった。
(首魁はちょっとおもしろいヤツ)
ver5で彼ら魔族達と深く関わった。
彼らは、我々6種族と同じ姿をしていた。
そして、必死に魔瘴の死の大地から逃げ出そうとしていた。
野望をもち交易でのしあがり、国興しをし天下を望む、Y氏
非情な行動の裏に、大切なものを守る強い意志、V氏
母子の軋轢に悩み、まだ見ぬ大地に憧れを抱く、A氏
幼馴染の野望を支え、軽やかに、しかし身を粉にして働く、N氏
謀略で人を思い通りに動かし、息子もコマでしかない、E氏。
地位と財力を振りかざし、イケメンに執着する、Rちゃん。
偉大なる父の足跡を追い、コンプレックスを抱える、P君。
魔族の皆は、あまりにも「人間」らしかった。
ドラクエ10のメインストーリーの中で、
「人間」のドラマが一番描かれているのは、
皮肉にも「魔族」が主体のver5ではなかろうか。
私は少し、戦士職業クエの、敵が実は人間だった
という感覚を味わった。私(主人公)はどう感じているのだろうか?
彼らがほぼほぼ人間だとわかった今、
歴史開闢以来、人間と対立し続けているのは何故なのだろうか?
彼らは土地を得たいだけなのだろうか?
ならば何故、絶滅戦争がごとき苛烈な侵攻を繰り返すのだろうか?
やはり神と邪神の代理戦争なのだろうか?
謎が明かされる時は来るのだろうか?
魔族とはなにものか?