~これまでのお話~
ルーラ石まで渡しているのに週に1回しか来ない盟友の様子が気になったアンルシア
ついに、その理由を確かめるべく盟友の自宅へとやってきたのであった
そこにいたのは見たこともないエル子…
アンルシアが驚愕に打ち震えている中、部屋へと帰ってきた盟友
勇者と盟友、そして一人のエル子の行く末はいかに…
「お帰りなさいませ」
「いやー今日も疲れたよー(´・ω・`)あのゴリ…いや姫ってば、お願いお願い言いながらパシリに使うだけだからなー」
「ふふふ…でも、それだけお願いされるのは、盟友様がアンルシア様から信頼されているからですよ」
「そっかなー、信頼とは違うような気がするけどなー(´・ω・`)」
…
…
…

一体何を話しているのかしら?
ここからじゃいまいち聞こえないわね
…それにしても盟友ってば、私といる時は無表情なくせに、あの子の前だと可愛らしい表情をするのね
勇者と盟友は一心同体なのに、私に見せない顔なんて…
…って、話すだけにしてはちょっと近くない?
あ
ああ
あああ
ああああああああああああああああああああああああああ
ストップ!ストップうううううううううううううう!!!!
「何やってんのよ、アンタは!!!!!!」
「!」
「?」
「ア、アンルシア…何でここに!?」
「盟友様?」
「いいから、離れなさい!!!何よ!私のところには週に1回しかこないくせに、こんなエル子と…」
「い、いや、それとこれとは…輝石も週1でか貰えないし…」
「何よ何よ!いつでも直接部屋に来れるように石まで渡してるじゃない!輝石が無ければ用が無いっていうの!」
「まぁ、輝石が無いと迷宮行けないし(´・ω・`)」
「そうじゃないの…そういうことじゃないの…私が言いたいのはそういうことじゃないの…どうしてわかってくれないの…」
「ア、アンルシア…?」
「勇者と盟友が分かり合えないなんてことありえないわ…それに盟友が勇者以外を大切にするなんておかしいわよね?」
「・・・」
「そうよ…きっとこれも大魔王の仕業…
そのエル子も大魔王が勇者と盟友の絆を壊すために作り出したモノだったら、勇者の名において消すしかないわね」

「やめろアンルシア!」
「あなたも大魔王に騙されているのよ…そのモノを消してあなたを助けてあげる。安心して…だって勇者と盟友は一心同体なんですもの」
「盟友様…アンルシア様…」
「この子は大魔王とは関係ないんだ!目を覚ませアンルシア!」
「大丈夫…もし違って死んでしまっても生き返らせてあげるから…だって私は勇者だもの何だってできるわ。だから安心して死んでね エルコ」
「や、やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
……ザシュ……
ヤンデレとしての本領を発揮しエル子を手にかけてしまったアンルシア。
はたしてエル子の命は?
そして勇者と盟友の関係は?
次回、『ヤンデレ勇者アンルシア』第137回
「かいふく魔力280の壁 ゴリラじゃないもん…姫だもん」まで全裸待機