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大魔王妖精

マユミ

[マユミ]

キャラID
: FM585-021
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 踊り子
レベル
: 132

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マユミの冒険日誌

2022-01-31 17:41:49.0 2022-01-31 18:27:14.0テーマ:その他

ここは武器と防具の店だ1

それは店と呼ぶには大き過ぎた。初代クマヤンが
貴族から別荘を買い取ったらしい。
「やっぱり魔法のそろばんは微妙ね」
そろばんの珠を弾いて遊びながら白い妖精は言う
初代クマヤンの頃からこの店にあるが槍や杖に
そろばんを付けたこの武器はそろばんとして使いづらい
し武器としてもそろばんが邪魔だと思ってた。
「それを克服した正義のそろばんと言う上位武器が
 出来てんだなこれが」
クマヤンは喜々としてその武器を出す。
「こいつには聖なる力が込められ使うと弱い魔物なら
 聖なる光りで消え去ってしまうのさ」
楽しげに解説する。
「その聖なる力のお陰で攻撃力も上がったんだぞ」
「でも、そろばんと武器としての微妙さは変わらない
 んじゃない」
クマヤンの説明に正直な感想を言う。
「だから珍品となってしまったとこかもな」
マユミの正直な意見に真面目に受け止め答える。

あれから増えたなと思った。くさなぎのけん、
いなずまのけん等、初代の頃から飾られてる武器や
防具もあるが一目で分かるほど増えていた。
「このまどろみのけんも面白いぞ。こうして刀身を
 ぐるぐる回すと魔法が発動して相手を眠らすんだ」
どうやって作ったのか全く分からない螺旋状の刀身の
剣らしき物を取り出し楽しそうに解説する。
ここに来たのはマユミから言い出した事だ。現在、
店として使ってなく博物館の様な状態になってる。
そんな屋敷にマユミが来たいと言ったのは理由があった。
「そうだ、アレを見せないと」
(おおぉ!)
あの事もやっぱり伝えられたんだと内心喜ぶ。

連れて来られたとこは地下だった。かなり厳重で
2階の執務室の隠し扉に入りエレベーターでかなり
奥底まで降りる。エレベーターから出ると魔法でも
そう簡単には壊せなさそうな鉄製の扉がある部屋に出た。
(ここは確か呪いの装備の保管室…)
2人が入ると壁に飾られてる剣と斧に顔が浮かんだ
ソードマカブルとげんまのおのと言うどちらも上位の武器型モンスターだ。
それ構わずクマヤンはポケットから鍵を取り出した。
鍵の先が見た事もない形でこの扉専用の鍵だ。
「さいごのかぎでも開ける事は出来ない!」
と、初代クマヤンは豪語し武器モンスターと合わせた
厳重な警備は今も健在なんだとマユミは思った。
(ここ嫌いなんだけど…)
重く分厚そうな扉からでも禍々しい何かが吹き出し
てる感じが分かる。だが、見せたい物があると言う
のがこの先にあるらしいならと我慢して部屋に入る。
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