「私専用の武器、妖精の剣来たーー!!」
マユミの背後からバーンと音が聞こえて来る感じがした。
「あとブレイブスラッシュも覚えてかいりと同じく先頭で戦うんだ!」
喜びを飛び回って表現する。
「冒険物語によると妖精たちの平和の願う心がこめられた剣で妖精専用では
無いな」
クマヤンは真顔で妖精の剣の解説をする。
「まあ、そうでないと俺が装備出来無いしな」
すぐ刀にドレスアップするけどなと小さく呟く。
「ム~!」
マユミが顔を赤くしてそう唸るとクマヤンの頭をポカポカ叩き始める。
「おい!どうした?痛い止めろ!」
逃げるクマヤンを唸り続けながら叩き続けた。