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大魔王妖精

マユミ

[マユミ]

キャラID
: FM585-021
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 踊り子
レベル
: 132

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マユミの冒険日誌

2022-08-09 07:11:30.0 テーマ:その他

銀の刀と囚われの男爵 5

亀裂から落ちてきたのは、屋敷のオブジェ兼防犯用の2体のうごくせきぞう
だった。降り立つと周りにいたモンスター達に攻撃を始めた。
「これで屋敷の攻撃は収まるだろう」
クマヤンは窓からうごくせきぞうが戦う様子を確認した。武器を降らせた
あとすぐ中に入りロビーに向かっていると。
「クマヤーン!」
マユミが迎えてきた。
「上手くいったね!」
「ああ、ここまで上手く行ったのは全部マユミのお陰だ。ありがとう」
クマヤンは使用人達に武器をロビーに集めるよう指示は出したが。
細かい指示や使用人達を鼓舞していたのは、マユミでその事に感謝の言葉を
述べた。
「うん…でも…」
モンスター達にまだ取り囲まれてる状況で喜べなかった。
「後はみんなと一緒に地下に避難してくれ」
地下はかなり頑丈に作れているので避難場所にもしていた。
「クマヤンはどうするの?」
会話しながら屋敷を進み玄関まで2人は着いていた。
「打って出るさ!」
そう言って扉を開けると武器と共に集めさせていたさまようよろい達が
飛び出して行きクマヤンも続いた。
外に出るとさまようよろい達は、モンスター達を襲い始めクマヤンに
襲ってくるものは居なかった。
「あの3人は動かないか」
ここまですれば撤退もあると思ったがまだ動かずにいる事を確認した。
「さっさと追い払うか!」
足元に突き刺さっていた正義のそろばんを抜くと3人に向かって行くと。
「何だお前!?」
クマヤンの姿をみかけたりゅうせんしが襲う。
「おっと」
攻撃を躱すと正義のそろばんでりゅうせんしの剣を払った。
「くっ」
りゅうせんしはクマヤンを睨むが目の前に落ちていた剣を見つけニヤリとした。
「それは使わない方が良いぞ」
それに気付いたクマヤンは忠告するが。
「これはお前の武器だろ有り難き使わせて貰おう」
剣を拾っうと刀身に目と口が現れひとくいサーベルになりりゅうせんしを
襲った。
「だから言ったのに」
とわざと言ったのか悪い顔して笑う。そんなクマヤンを気になる暇はなく
ひとくいサーベルの攻撃を防いでいた。

「強くないか?」
うごくせきぞうが手勢のモンスターを蹴散らす様子を苦々しく見ながら
てっきゅうまじんが言った。
「補助魔法とかを掛けるな」
頑丈とはいえ空から落ちて無傷なのもおかしいと考えてでたしにがみきぞくは
答えた。
「あれを任せて良いですか?」
2人の会話が終わると男爵はてっきゅうまじんを見て言う。
「2体はキツイが1体は仕留めてやるよ」
言い終わると丘から駆け下りて行った。
「もう1体は手勢となら倒せるか…」
しにがみきぞくも続こうとしたが。
「私達の相手は奴ですよ」
男爵が静止してモンスター達を蹴散らしながら向かって来るクマヤンを
指差した。
「まさか…打ってくるとは…」
あのとんでもない爆撃から姿を消していたから屋敷に
隠れていると思っていたしにがみきぞくには予想外の
事で驚いた。
「なら、あれは私に任せて貰いましょう。男爵は立て直しをお願いします」
男爵はクマヤンの今までの行動から2人で連携をとるのが早いと考えていたが。
「決闘に拘るのは相変わらずですね…」
三頭政治なので貴族としての拘りを尊重して男爵は止めずにクマヤンに
突撃するしにがみきぞくの背を見送った。
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