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大魔王妖精

マユミ

[マユミ]

キャラID
: FM585-021
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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マユミの冒険日誌

2022-08-15 07:13:12.0 テーマ:その他

銀の刀と囚われの男爵 8

ダークサイズがクマヤンに振るわれる寸前、怪しい霧が立ち昇った。
「な、なんだ!?これは…」
霧は濃くなりボォドイースが戸惑っているとクマヤンも霧の中に消えた。

「動ける?」
尻餅をついたクマヤンにマユミが心配そうに聞く。
「ああ、少し動ける様になってきた」
右腕を動かせてみせた。
「あいつ、まだ混乱してるから焦らないで!」
あの怪しい霧は誘惑の剣を使うと現れる相手を混乱させる霧で、クマヤンの
服の中にこっそり隠れていた、マユミが間一髪で出てきて使っていた。
「今回は助けて貰ってばかりだなありがとう」
後を付いてきてこっそりと服に隠れ入った事は気付いていたが。激しい
戦いの中でそれを指摘出来なかったが、それのお陰で助かった事に感謝した。
「う、うん……」
歯切れの悪い返事に、服に隠れてたとは言えあの叫びの影響がマユミにも
あったのかと心配するが。
「私専用の強い武器があったら。私が倒したのに!」
マユミは心底悔しがっていただけだった。
「それは良いかもな…」
痺れがだいぶ治まり立ち上がると。
「この戦いが終わったらマユミ専用の強力な武器を探すのもな」
手の痺れを確認しながら言う。
「それ言っちゃ駄目なやつ!」
マユミはクマヤンの顔の前まで飛んで注意する。
「大丈夫だ。もうあれは使わせん!」

「フゥ…フゥ…ハーー…」
怒りにかられたボォドイースが落ち着きを取り戻すと混乱を起こさせる
怪しい霧は薄くなってくる。
「まだこんな手を残しているとは思いませんでした…」
冷静になると霧が晴れ正面にクマヤンが腰の刀に手を添え構えていた。
「やってくれましたね!」
クマヤンを睨むが意に介さずフゥーと息を吐いた。
「お前はもう何も出来無いよ」
いつの間にか抜いていた斬無刀を鞘に収めながら静かに言った。
「ぐっは!」
ボォドイースが血を吐き体には斬られた大きな傷が付いていた。
「こ…これは先程の…」
クマヤンは斬無刀のお陰で、マユミの力を自分の加減で残せる事が出来ていた。
「切り札は最後まで取っておくものだぜ」
霧が晴れ対峙した時に目にも留まらぬ早さ次元斬を放っていた。
「クソ!また…ァ」
大きなダメージを受けてもまだ叫ぼうとしたボォドイースに。
「それは使わせん!」
ボォドイースに駆け寄りチャージタックルで体ごとぶつかる。
「ぐぇ…」
まとも受け気絶し後ろに吹っ飛ぶと、そこにボォドイースを斬った時に出来た
空間の傷が出来ていてそこに吸い込まれて行った。
「どんな理由があるか知らないが、俺の店に手を出す奴は絶対にゆるさん!」
そう言うクマヤンに朝日が照らされた。
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