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大魔王妖精

マユミ

[マユミ]

キャラID
: FM585-021
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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マユミの冒険日誌

2023-01-10 22:29:37.0 2023-01-10 22:30:07.0テーマ:その他

ヴェリナード城奇譚 1

「はじめまして、知識の間を案内します。しらたまです」
「武器商人のクマヤンです」
「マユミだよ!」
ヴェリナード城の知識の間で3人は挨拶していた。
クマヤンとマユミが、ヴェリナード城に来たのはマユミが突入部隊の
1人としての功績を利用して、知識の間を制限なく閲覧できる許可を
得られたからだ。
「制限なんてあるんだ」
「機密関連や発禁されたやつとかな。そして、俺が読みたい現存されるのが
少ない貴重な本だ」
クマヤンの解説に、しらたまが興奮気味に続いた。
「そうなんです!この知識の間には現存が1冊しか確認されない本とかが
あるんですよ!」
「そ、そうなんだ…」
マユミに迫り力説するしらたまにマユミは後退りした。
「まあ、そう言う本は保存のためにおいそれとは読めないんだ」
しらたまとマユミのやり取りに苦笑いしながクマヤンが続いた。

「これぐらいですね。神話や伝説に関する初版本は」
大量の本を抱えしらたまは、その本をテーブルに置きながら言った。
「初代も気にしていただけあるなこんなにあるとは!」
そう言うと上の1冊を取り読み始めた。
「そうだったんだ」
「ヴェリナード城が建設された頃から貯蔵されているからな。
ウェナ諸島に関する本ならここが随一だろう」
クマヤンは本から目を離さずマユミと会話した。
「ただ、300年前のバザグランデの蹂躙の影響でかなり失われたようです」
しらたまは残念がった。暴君バザグランデが残した深い爪痕はここにまで
残していた。
「それでもこれだけあるのは流石と言うしかない」
この会話の間も本を読み続けている。
「それで、初版本で何が分かるの?」
あまりに熱心に読むクマヤンにマユミは気になった。
「ここにある本は重版されて町で手に入る本なんだ。ただ重版される間に
削られたり内容が変わっている事があるんだ」
「時代によって解釈や文体が読みづらくなり変わっていく事があるんですよ」
しらたまが補足した。
「その中に武器や防具の記述が埋もれている可能性があるのさ」
本からやっと目を離しマユミにニヤリとクマヤンは笑った。その時、知識の間に軍服を着た2人が入って来た。
「マユミさんではないですか!」
「久しぶりだな。かいりとぱにゃにゃんは何処に居るんだ?」
2人の声を聴いてマユミは飛んで向かった。
「あっ!総司令、副司令だ!久しぶりー」
2人は突入部隊の総司令を務めたロスウィードと副司令の
アスカだった。
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