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大魔王妖精

マユミ

[マユミ]

キャラID
: FM585-021
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 踊り子
レベル
: 132

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マユミの冒険日誌

2023-04-27 18:18:57.0 テーマ:その他

LEGEND OF MANA 2

上空に浮いている、大魔女は陽の光を受けて半透明に見えた。
「この世界はマナの木によって人や動物、草木も妖精も全て生まれ育まれた
世界」
「アストルティアとは別世界か…」
大魔女の説明に、クマヤンは違う世界に来たことを実感した。
「マナの木の恩恵を受け悠久の時の中、1人の力ある魔術師が現れました。
魔術師は、その力で完全なる存在になろうと、魔界の者の力を借り、魔術師は
ダークリッチに転生しました」
「それがあのガイコツか」
エルジュは船上で対峙したことを思い出した。
「はい、ダークリッチは英雄や王と様々な、人に乗り移り長い年月をかけ、
魔物の軍勢と空飛ぶ船、飛空艇を発明し飛空艇団を作り、マナの木の力を
奪いにこの聖地に攻めてきました」
「飛空艇…」
ルシナ村を襲い、ゴブル砂漠の上空で乗り込んだ、船をレオナルドは
思い出した。
「私とマナの木を、守る騎士達は迎え撃ちました。戦いは長く激しいものに
なり、騎士達も次々と倒れ戦いは私とダークリッチの一騎打ちになりました」
大魔女の話にクマヤン達は無言になった。
「激しい戦いで、ダークリッチの乗り移っていた体を、失う所まで追い
詰めましたが。正体を現したダークリッチが執拗に襲い掛かりました」
大魔女の声に心なしか苦しさを感じた。
「私の体も限界をとうに越え。マナの木も激戦の影響を受け倒れる寸前でした。そこで私はやむを得ず最後の手段をとりました」
「最後の手段?」
マユミが思わず聞き返した。
「残りの力を振り絞り、ダークリッチと生き残っていた魔物たちを、
この世界から吹き飛ばしました」
「それでダークリッチが、辿り着いたのがアストルティアだったか」
クマヤンが付け加えた。
「何処に飛んで行くかまで、考えられないほど追い詰められていました…。
アストルティアに着いたのは偶然では無く運命だったのかも知れません」
「どう言う事だ?」
今度はエルジュが聞いた。
「戦火に巻き込まれ傷つき、倒れたマナの木を甦らせるための接ぎ木を、
貴方達が運んでくれたのですから」
大魔女は聞いてきた。エルジュを見つめた。
「マナの剣のことか」
その目線でクマヤンは気づいた。
「はい、体を失いながもまだ残るマナの木の生命力で魂だけになりながらも、
この場に居続けたのもこの時の為だったかも知れません」
大魔女の視線を感じながらエルジュは迷った。
「ここが師匠の言っていた納めるべき場所なのか…」
「生命を司る大樹の伝説は、様々な名前で出てくる…アストルティアの世界樹とマナの木も同じものだから接ぎ木になるのか…」
クマヤンが本で読んだ知識で考察した。
「そうなのか…」
「まあ、可能性はあるなと言う事だ」
突然の事で戸惑ってる、エルジュは救いを求める様にクマヤンを見つめてきたのでクマヤンは慌て言った。
「……本当にここなのか?」
エルジュがもう一度、言った時だった。
『迷う事はない。その剣は私が貰うからな』
女性の様な声が、聖域全体に響くと大魔女の隣にもう一人の大魔女が現れた。
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