フウラ「あともう少し…っと。これが終わったら次は、皆からの
仕事の依頼ね。じゃあそれが終わったらカムシカを
鍛えて…って感じかな?ってあれ?仕事の依頼今日1件も
入ってないわ。じゃあカムシカを鍛えないと…。」
フウラは次から次へと仕事が入ってくるのだ。
フウラ「カムシカー!」
とフウラは呼んだがカムシカは来ない。
フウラはカムシカの様子を見に行くことにした。
いつもカムシカが集まるフウラの家の前に行ったが、いなかった。
フウラはおかしいな…と思って父に訪ねた。
フウラ「お父様、カムシカみなかった?」
フウラ父「ああ、それなら大丈夫じゃ。町の住民が鍛えてくれておる。」
フウラ「え?」
フウラ父「はあ・・・もう一回いう。カムシカなら町の住民が鍛えてくれて
おるというn
フウラ「だから、なんで町の住民が?」
フウラ父「お前へのお礼だ。ということで、今日お前は仕事がない。
ゆっくり過ごすんじゃぞ。 」
フウラ「え?でも風乗りなんだからちゃんと仕事しな…
フウラ父「聞こえなかったか。今日一日はお前は自由なんじゃ。
自分の好きな事をするがよい。 」
アサナギとアカシは実はまずはフウラのお父様へ、住民へ伝えてくれと
言ったのだ。仕事をなくせばきっとフウラは休んでくれるだろうと思ったからだ。
フウラ「わたしは風乗りなの。休んではいられない。この住民達と町の
為なんだから。 」
フウラ父「そうやって一人で抱え込むのか?お前は。たまには住民も
お前にお礼がしたいんだ。それにここにはたくさんの人々が
住んでおる。だから、たくさんの人々で仕事を終わらせれば
いいのじゃ。一人で仕事をやっておったら拉致があかん。 」
フウラ「………。そんなにみんな私の事を心配してくれていたの?
でもわたしはね。みんなの役に立つっていうことが一番楽しい。
だからそれが一番私が好きなことだから…。でもね、
今日くらいはみんなに甘えちゃっていいのかな? 」
フウラ父「ああ、今日は楽しんでこい!」
アカシ「フウラちゃん!」
とアカシとアサナギがやってきた。
アカシ「そういえば今日ね!お祭りがあるみたいなんだよ~!アズランで!
フウラちゃんも来ない? 」
フウラ父「いってこい。フウラ。」
アサナギ「フウラ、今日位はみんなと楽しめ。」
と言い、フウラ達は楽しく七夕の日を過ごしたのであった。
おわり