バラモスを倒し、理不尽な王様に報告した時・・。
真の大魔王ゾーマがあらわれ、精霊ルビスが作りし、ゾーマによって闇の世界になってしまっている・・あの伝説の地・・・始まりの地・・・
アレフガルドへ・・。
当時、私はこのドラクエ3、バラモスを倒せば終わりになると思っていたので、本気でびっくりしたのは言うまでもない。そして、アレフガルドに降り立つと、「広野を行く」のちょいアレンジの「アレフガルドにて」がBGMが流れる。ゲームを長年、いろいろな作品をプレイしてきた。この、アレフガルドの地に降り立ち、BGMを聞きいた時が長いゲーム人生の中で、全身痺れたのはこの時が最初で最後である。
16歳というだけで、魔王からまさかの大魔王まで倒すはめになった、勇者には気の毒な話だが、アレフガルドの冒険は本当に最高だった。ラダトーム、メルキド、ドムドーラ、ルビスの塔など、このアレフガルドでもいろんな場所に冒険して、にじのしずくを手に入れて、大魔王ゾーマに挑むのだ。
最後のダンジョンでは、ドラクエ10でもお馴染みの、キングヒドラやバラモスゾンビなどのモンスターが出てくる。こいつらは・・・ゾーマの手前だったかな?中ボス的な・・キングヒドラがオルテガと戦ってたような気が・・・大昔のことで記憶が曖昧だ・・失礼。
そして・・ゾーマ戦、光のたまを使って、闇の衣をはがし、神曲「勇者の挑戦」が流れる。この曲、よ~く聞くと、「アレフガルドにて」のアレンジっぽいのだが、どうなんだろ?とにかく「勇者の挑戦」はすべてのゲームミュージックの頂点に立つと言ってもいいほどの名曲だ。聞いたことがないなんて、ドラクエやる資格なし!(若干熱くなってるので発言が暴発していますが、お気になさらず)。しかし、光のたまを使うとまあ、弱い大魔王である。苦戦した記憶はない。たまを使わないと強いけど・・。
そして、大魔王をうち倒した勇者は帰還し、ここにロトの勇者が誕生する。この時に流れた「そして伝説へ」は、1988年第30回日本レコード大賞の特別企画賞に選ばれた。これはゲームミュージックでは初だったらしい。この曲も名曲中の名曲。ぜひ聞いていただきたい。
ふぅ。簡単ではあるが、ここまでで私のドラクエ手記は終わりにしようと思う。その後のドラクエは、4、5、6,7,9,10とやっている。8は途中まで。しかし、やはり私の中ではドラクエ=ロト三部作なのだ。天空シリーズは別に思い入れは特にない。5の仲間モンスターは嬉しかった。ドラクエ123以降は、ドラクエという名前だからやったRPGって感じである。BGMはみんなすばらしいけどね。ストーリーもまあまあだし、でもやっぱロト三部作が私の中では一番だ。
最後に・・・ドラクエは・・いや、ゲームは進化してきた。ここ数年で数十年で、恐ろしいほどの進化をしてきた。カセットから、光ディスクにそして、オンラインゲーム。昔のドラクエでは、戦闘中にモンスターは動かなかった。いまや、動くのが当たり前・・。すごいと思う。
今でも感動してしまうことがある。スライムが動いてる!と・・。
オンラインにもなったドラクエ。日本全国のユーザーと繋がりプレイできる。それは新たな世界が見えすごいことだとは思う。しかし、そうゆう繋がりが、リアルでの犯罪を誘発することもある。これは無視できない現実なのだ。楽しい反面、危険もある。オンラインを否定はしない、時代の流れみたいなものだから、私もオンラインを通じで、素晴らしい出会いもしたから。でも、同じぐらい、嫌な思いもしたのだ。私は思う・・それはロトの勇者たちが望んだことなのだろうか?
私は、友人と肩を並べ、隣同士でコントローラーを握る。ファミコン気質がいまだに取れない。私の中ではゲームとは、ファミリーコンピューターなのだ。いまだに、たまに、自宅でファミコンを引っ張りだして、やったりもするが、その時ほど、笑顔が絶えないことはない。ファミコン音源のドラクエにはやはり、言葉では・・いや、言葉程度では、言い表せない「なにか」があるのだ。
最後に私情で語って申し訳ない。ドラクエ1からドラクエ10まで、いろいろな進化、物語に敬意を表しながらも、ちょっぴり悲しい気持ちである。
ここで、私のドラクエ手記のペンを置こうと思う。
読んで頂き感謝する。
平成28年 5月14日
ドラゴンクエストとは・・・
俺だけの世界を紡ぐ物語。