ケイの冒険日誌

ヤス　　　大将？
大将　　　今度こそ店を閉める
　　　　　今日は予約もない・・・
　　　　　いや、この店に
　　　　　予約なんてないんだ
　　　　　今日閉めても
　　　　　明日閉めても同じだ
ヤス　　　ちょっと待ってください
大将　　　なんだ
ヤス　　　フウカから、手紙を
　　　　　預かっています
大将　　　手紙・・・俺にか？
ヤス　　　はい
ナレ　　　あの寿司パーティの後、
　　　　　フウカがベッドで
　　　　　したためた手紙を
　　　　　俺は大将に手渡した。

フウカ　　大将、今日は
　　　　　ありがとうございました。
　　　　　人生で一番おいしい
　　　　　お寿司でした。
　　　　　大将のお寿司は
　　　　　私だけなく、いろいろな
　　　　　方を笑顔にすることが
　　　　　できます。
　　　　　幸せな時間をくれる、
　　　　　魔法のお寿司です。
　　　　　もしも私に何かあって、
　　　　　お寿司を食べられなく
　　　　　なったとしても、
　　　　　大将には
　　　　　お店を続けてほしいです。
　　　　　大将のおいしいお寿司を
　　　　　みんなに知って
　　　　　もらいたいんです。
　　　　　お願いします。
　　　　　本当にありがとう。
　　　　　また、絶対食べに行きます。
　　　　　フウカ


ナレ　　　大将は、この手紙を
　　　　　読んだ後、さっきよりも
　　　　　さらに大声で泣き出した。
大将　　　ありがとう・・・
　　　　　ありがとうなぁ・・・
　　　　　俺の寿司を・・・
　　　　　こんなに褒めてくれて
　　　　　俺、幸せだなあ・・・！！