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わがまま堕天使

ケイ

[ケイ]

キャラID
: BE973-765
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ケイの冒険日誌

2022-09-02 02:30:13.0 テーマ:その他

クマのクーさんの話【第5話】

その男性は、有名な住職のもとに行き、これまでの話を説明したあと、

こう言いました。

「このクマのクーさん、まだお葬式をやっていないんです。なので供養の

仕方を教えてください」

この住職はクマのクーさんの供養の仕方を男性に教えると、お経をあげました


すると後日、この男性から住職に電話がありました。

電話のむこうで男性は泣いていました。


「住職ありがとうござました。やっぱりあれはクマのクーさんでした。」

住職が詳しく聞いてみると男性は続けて言いました。

「言われたとおり、供養をいたしました。その日の夜の出来事なんです。

夢の中に、ボロボロになったぬいぐるみが出てきたんです。

よーく見ると間違いなくクマのクーさんだったんです。

ですから私は夢の中で、クマのクーさん?

って声をかけると嬉しそうに首をうなずきました。でも首のところが切れてて

肩からも中身が見えてるような感じですから、うなずくたびにビーズが

バラバラっとこぼれるんです。

いや、うなずかなくていい!少しだけクマのクーさん、教えてほしいことが

ある。もしかして、僕が子供ころ溺れかけた時に、クマのクーさん僕のことを

助けてくれた?

そういうとまた嬉しそうに首を大きくうなずくんです。そのうなずくたびに

ビーズがボロボロっとこぼれるんです。

いやいや、うなずかなくていいから!もうひとつだけ最後に質問させて

クマのクーさんもしかして、僕の息子も助けてくれたの?

そう尋ねると、再び嬉しそうに首を大きく振ってうなずきました。

またビーズがこぼれていきました。

僕の家族はもう幸せなので、これからはクマのクーさんはどうか

幸せになってほしい・・

これからも供養を続けるからどうか、僕たち家族のことは安心してね。

そういうとまた嬉しそうにクマのクーさんは大きくうなずいていました。

ありがとう・・・ありがとうね・・・


そう何度も言うと、クマのクーさんは夢の中でふっと消えていきました。


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