「お、うめーなからバトン来てるじゃん!」
相手が相手なので盛大に無視し続けていましたが、突如使命感に駆られ日誌を書く次第
小学生の頃、リレーが苦手でした。走るのもそんなに早くないし、何よりあのバトン受け渡し時に惑う惑う
渡す側受ける側でスピード調整しなければならないのだが、その部分がどうもうまくいかずタイムロス
なので考えましたね。どうすればこのロスを無くす事ができるのかってね
とまあそこは神童と呼ばれてましたトコシェですね。大体5秒で閃きましたね。ピコーン!てね。「トコシェっっwロマサガっっwパリイっっw」てね
投げるんです。バトンを
受け渡しの際に起こるタイムロスを無くしつつ逆にバトンを加速させる事により通常よりも時間が縮まるというまさに神業
その日のリレー、走者である私は待機している次走者に向かってバトンを投げる!もう豪腕。ブォォオ!て風を裂きながら猛回転して飛んでいくのよ、バトンが。「届け!この思いぃ!」てね。「俺らのすべての力、お前に託したぞぉ!!」てね
まあ結局その次走者に予め「投げるで」とか言わんかったので思いは届かんわ俺らのすべての力が顔面に炸裂するわ先生の拳骨が風を裂きながら俺の頭に叩き込まれるわ散々でした、てね
〔終わり〕
〔本編〕
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