(断言しよう。戦闘において2アカ操作のメリットは、ほぼ無い)
(プレイヤー4人構成に効率面で勝ることは、ほぼ無い)
(しかし)
(ゼロでは無い)
レイニーの必殺発動音を聞いた瞬間、迷う事無くそれを選択。天高く旗を掲げフィルグレアの怒りはレイニーへと矛先を変える
このままガードを固め耐え、勝利を待つ…
いや、それはベストではない
俺はオートランボタンを押し…レイニーを敵から遠ざけた!
と同時にトコシェもオートランを駆使し、フィルグレアと1対1で押し合いを開始!
判断した。このままガードを固め耐えても、怒りが解除される時間が早まるだけ、討伐前にミラーリングを使われる恐れ有り
判断した。このレイニーへの怒りすら長引かせることが勝機
判断した。もはや、壁など一人でいい
(戦闘において2アカ操作のメリットは、ほぼ無い)
(だが、ゼロではない)
(この作戦を思いついた瞬間)
(二人は即行動に移せるのだ)
(そう、二人の心は共に有るのだ)
このフィールドはかなり広くなっている為、たとえトコシェ一人壁であっても端までレイニーが逃げ切れば余裕でターンエンドを迎えられる。フィルグレアのターンエンド攻撃が行われた瞬間、レイニーを逆方向に走らせ、それを庇う形でトコシェが逆側に回り込み壁を続ける。壁をしている間も攻撃はできるし、サポ魔の魔法ダメージも蓄積される。
そうしている内にエステラが3つ目の竜石を発動!
そして、その時は来た…
十数回の試行錯誤の末
フィルグレア、討伐完了