エレ「私のは特異体質だから・・・・・ええええ!!ちょっと症状がダイナ王国の風土病のノーラン病に似てるわ。いまあなたの健康チェックをするね」
エレオノーラは緑の左手首にパッチの様な送信機を貼った。
彼女は空中から彼女の未発表の発明品であるエアマシンをつかいコマンドを出現させた。
そこには脈拍数や血液の成分表などの数値がランダムにくるくる回転していた。
数分後、数値がおち着くと、エレオノーラは何かの操作をした。
空中に3Dで脈管や内臓の立体人体の映像が出現した。
エレオノーラはそれを見ていたが、「やはり間違いないわ。あなたは蚊にさされた?」
緑「やつらの地下アジトでかい?あたりまえだろ。刺されまくったよ」
エレ「間違いない、ノーラン病だわ。待ってね、特効薬を取り寄せるから。財団のメディカルクリニックに在庫があるか検索するわ。ああ、あった。まってねすぐに取り寄せるわ。」
エレオノーラは部屋の隅へ行くとエアマシンで何か操作した。
数分後に、皮の箱が届いた。
その箱を開け、緑が逃げる間もなく手慣れた操作で緑に特効薬を静脈注射した。
緑は頭がくらくらし始めた。
「おわぉ!おまえ俺を殺す気か!」
エレ「疲労困憊してるのね。まったく、自分のことぜんぜん考えないんだから。いいこと?私のプライべートルームで休んでなさい。」
エレオノーラは緑に肩をかすと、テキパキと隣室へ連れて行った。
そこはエレオノーラの休憩室の様だった。
豪華なベッドに淡い色のテーブルセットとカウチ、片隅に調理できそうな場所と小さなバーに冷蔵庫。
壁は半透過のガラスでできていた。
エレオノーラは緑をそっとベッドに寝かせた。
「ここで少し眠りなさい」
緑「おぃ!・・なんか頭がガンガンしてきた。身体も重くよけいにつらくなったぞ。」
エレ「この特効薬は投入直後にそういう症状もでるのよ。とにかく休みなさい。」
緑は、頭がぼうっとして、そのまま眠りに落ちて行った。
緑が目覚めると、エレオノーラはいなかった。
ーーーーどれだけ眠ったろうか?体調は良くなっていた。----
エレオノーラとそっくりの女性が部屋を掃除していた。
緑「おまえ、だれ?」
NPC「私はエレオノーラNPCです、お目覚めですか?お食事されますか?」
緑「ああ、あいつの人格コピーしたロボットか。おまえって、異空間コンピュータ・メグの端末なのかい?」
NPC「はい、そうです。お見知りおきくださいね。何を食べたいですか?」
緑「なんでもいいよ」
NPC「ではミルク粥でもつくりますか」
NPCが作ったお粥を持ってきた。
食べさせようとするのを、緑はひったくると、さっさと食べた。
緑「エレ、あいつ、どこ行ったんだ?」
NPC「あなたが丸投げした仕事を尻ぬぐいしてらっしゃるようですね。」
緑「なんだよ、その言い方?それがエレオノーラの本音かよ?」
「かもしれませんね」くすっとNPCが笑った。
そこへ本物のエレオノーラが帰ってきた。彼女は色っぽく微笑むと
「ただいま、緑くん、二百人の少女たちも無事保護しといたわ」
緑「ひょえーはえーな。どうやって保護したんだ?教えろよ。とりあえず、ありがとよ」
少し、エレオノーラが間をおいてから、
「 ・・・・報酬は、きみが私のスペシャルエッチのサービスを受ける、ということでいいかな?」
緑「!?おいおい、まじかよ」
エレ「無料はないからね」
エレオノーラはいろっぽくニコッと笑った。
緑「俺の体調悪いのに、いいんかい?」
エレ「私はいいよ」
緑「お前、いちおう、医者もしてるんだろ? 俺の
主治医的な立場じゃねえの?いいんかよ?」
エレ「いいよ、問題ないない」
エレオノーラはシャワーを浴びにいって、すぐに済ませて帰ってきた。
シャワールームから全裸で出てきた彼女はセクシーでエロかった。
178センチで緑より2センチ高い。
体脂肪が0%に限りなく近い美しい筋肉。オリンピックの女性アスリートの様に均整のとれた体に、ちょいでかすぎるおっぱいは18歳の女の子みたいにプリンとしてる。
腰まであるブルネットの長い髪を無造作に梳き流し、灰色の瞳に端正な顔立ち、白い肌に透き通るような滑かな皮膚はあくまで白い。無表情な顔に、薄ら笑いを浮かべ、色っぽい目で緑を見下ろしている。
緑は嫌みを込めて皮肉っぽく言った「きみが良いというなら好きにしな」
あまり気分がすぐれない緑は、それでも男なので恋人のエレオノーラとのひさしぶりのエッチに少しドキドキ。
エレオノーラはまたパッチの様なものを緑の左手に貼り、コマンドをだして、緑の脈拍、血中成分、3Dの血液の流れ、内臓の状態などをチェックしていた。
エレ「OKよ。問題ないわ♪」