そのとき、一人の少女がお茶を持ってきた。
峰子とアルベルトの3女 泉である。
緑が聞いた。「お前、いくつになった?」
泉「16になったばかりだよ。兄貴」
緑「いいな、これから恋だな」
泉「うざいこというなよ。じじいか」
トレーには、アルベルトが焼いた美味しそうなクッキーとケーキが山盛りにあった。
丸焦げの、泉が焼いたらしいクッキーが強制的に食え!とばかりに山盛りに入れた鉢が並べてあった。
泉「お茶の時間だよ~」
泉に続いて、なんとエレオノーラの弟のリュシスがひょこっと顔をだした。
リュシス「よお、姉貴、元気にしてる? おひさ!」
エレ「きのう、重役会議であったばかりじゃない」
緑「なんでリュシスがうちにいるんだ?」
泉「私たち、先週結婚したのよ」
緑「ええええええ?!」
知らないのは、また特務任務で、2か月ほど、特定の凶悪犯を追跡していた緑だけのようである。
その凶悪犯は武芸の達人で、緑がタイマンで体をはって、逮捕した大男であった。
緑もそのために瀕死の重傷を負ったが、エレーノーラのPS水溶液で1日で治って、また仕事に復帰したばかりであった。
緑「エレ、お前は知ってたのかよ?」
エレ「泉ちゃんが、いきなり弟のリュシスに一目ぼれして、いきなり結婚申し込んだらしくて、リュシスがまたそれを即座に承知して、二人が結婚する気なんだから、仕方ないじゃない?」
緑「泉、お前、中学卒業したあと、なにやってんだ?」
泉「エレねえにおねがいして、身内の権力乱用で、セントバーナド世界警備保障社の、あごがれの『少女戦隊』にはいったのよ」
緑「なんだそれ?」
泉「おくれてるなー、兄貴は。 いま世界で大人気のセントバーナード社宣伝部隊の、ヒロインアカデミア『少女戦隊』だよ!」
リュシス「もともと、姉さんから2年前に依頼というか、内容は僕の好きにしていいということだったので、僕が2年前に一応作った企画なんです。僕が副社長しているセントバーナト国際警備保障社は、10万人以上のエージェントがいますが、それ以外に2万人の傭兵部隊を持ってます、その戦力はパワードスーツを装備し、姉さんが未発表の超小型兵器をつけまくりで、傭兵機甲軍団なんですが、メリ合州国の機械化1個旅団以上の戦力で事実上の私設軍隊ですが、それのイメージをよくするために作られた本来は女の子の芸能広報チームですね。13歳から17歳までの美少女が48人所属してます、泉もふくめてね」