いつからか忘れたけど
ボクは、毎夜 彼女と逢うようになっていた。
逢って何かをする訳ではない。
ボクのただいま。に彼女はおかえり。と応える。
嬉しそうな瞳でボクをみつめながら。いつも。
そのあと、ボクは他愛のない話を彼女にして
彼女は時おり頷きながら、ただニコニコと話を聴いている。
ボクは、そんな彼女の笑顔を見ているだけで、幸せな気持ちになれるんだ。
『 明日もまた 逢えるといいな 』
笑顔で見送る彼女の頭を撫でながら、ボクは決まってこう答えるんだ。
『 明日も、逢いに来るよ。 この時間の この部屋に。 』
それ以上のコト? 求めないよ。
だってカントク、乙女系だから。
このふんわりした幸せだけで、満足なんだ。
でも、ここは、夢のセカイ。
彼女の待つ部屋も、彼女の笑顔も、彼女の存在すらも。
ボクのココロが生み出した幻想。
甘い夢にすがらなきゃ、生きていけないんだ。
わかってはいるよ、虚しいコトだって。
でも、いいじゃない?
甘い夢にすら見放されるよりは。
いつも夜遅くまで仕事をしているのだけど
出張と週末出勤が続いて疲れていて
しかも今日はいろいろ落ち込むコトもあって
糸が切れたように全ての仕事を止めて、早く帰ったんだ。
ああ・・・。
早く、彼女の待つ部屋に行きたい。
彼女の笑顔が見たい。
ボクは、彼女の部屋に、いつもより早く訪れる事にした。
『 今日は早いんだね! 』
なんて、ビックリしながら でも喜んでくれるかな?
そんな彼女の反応を想像すると、ドアの前で、ふふふと笑いがこぼれてしまう。
どうせなら、ちょっと驚かせてみようかな?
ボクは音を立てず静かにドアを開け
忍び足でソロリと部屋に入ってみたんだ。
~ 謎の物体 ~
『 そろそろアイツが来る時間ぞなもし。 化ける準備すっか。 』
・・・・・・。
そいえば、死んだばあちゃんが言っていたな。
『 世の中にはね、カソトク。
知らない方が幸せ って事もあるんだよ。 』
ばあちゃん・・・、このことだわ。
この夜から、ボクは夢を見なくなった。
いや、見る事を拒むようになっていた。
夢に溺れるなんて、愚か者のする事さ。
辛くても苦しくても、現実だけを見て生きて行こう、うん。
~ ~ ~ ~ ~ あとがき ~ ~ ~ ~ ~
結局、いつもの茶化したオチにしちゃったけど。
最近、リアルが大変で、辛くって、DQする時間も気持ちも減って
日課週課すら、ままならなくなっていました。
昔どっぷりPlayしていた頃とのギャップに悩みながら
夜中の短い時間で、ひとり鬱々とインしてる状態。
でも、何かをするワケじゃないけど。
アストルティアの友達に会いにインするだけでも、いいのかな?って
なんとなく思い始めました。
環境の許す範囲で、ちょっとしたあきらめを飲み込んで
ゆっくり、でも最後まで付き合っていこうかと思います。
そんな日誌でした。
え!?
☆彡 お時間あったら、過去日誌もご一読プリーズ (^_-)-☆
☆彡 甘~い夢には、要注意ですネ!
☆彡 ちょと編集入れてる過去日誌blogもご覧くださいませ!
https://blogs.yahoo.co.jp/kantoku_dqx