あの日から、全てが狂ってしまった。
少し村を離れた、そのたった数時間の間で
最愛の恋人は、無残に殺されていた。
横たわる亡骸を思い出すたびオレは・・・
彼女を救えなかった悔しさ 彼女を失った悲しみ
そして、彼女の命を奪った相手への 身を焦がすような怒り
身体の奥に渦巻く黒く混濁した感情で、オレは復讐の狂人へと堕ちてしまった。
・・・いや、オレが何者かなんて、どうでもいい。
彼女を殺めたのは、獄炎の山の奥深くに住まうと言われている 『 赤の魔王 』
オレはそいつを見つけ出して、必ず殺す。
魔物の巣窟と化した獄炎の山を駆け抜け、オレは遂にその最深部に辿り着いた。
彼方に浮かぶ、禍々しい黒い影。
あれが、オレの追い求めた魔王・・・。
しかし、彼女を殺めた憎きカタキは
ちょっと、その、魔王っぽくなかった。
魔 『 まともな装備で我に挑もうとは、笑止。
本気で我を斃したいのなら、相応の姿を見せてみよ! 』
・・・死の間際に、彼女はこう言っていた
『 カソトク、怒りに飲み込まれないで。
あなたは復讐を忘れて、普通の人間として生きるの。 』
ごめん、オレ、約束守れないや。
オレは魔王の姿をまっすぐ見据えながら
ここまで永く内に秘めた、怒り、悲しみ、憎しみ
そしてたぶん潜在的に持っていた そっちの気を
全て 解き放った。
カ 『 オレの本気(マジ)コーデで、キサマを殺す!!! 』
↑ ↑ Jャニーズ的表現
魔 『 ほう・・・。 少しは楽しませてくれそうだな。 』
オレと魔王の全力の戦いは、苛烈を極めた。
飛び散る火花
吹き荒れる炎の竜
剣撃で砕け散る岩
激しく交差する 棒と棒
そして、なんだかチラチラ目に入る赤いなにか
原型をとどめないほどに 破壊し尽くされた戦いの舞台。
最後に立っていたのは オレだった。
しかし、勝利を確信し油断したオレに
魔王は呪いの言葉を浴びせ、息絶えたのだった。
それは、永劫にパンツを履き替えられない、恐怖の呪い。
カ 『 んで、仕方なくこんなパンツを着用してるのです。 』
看 『 まわりくどいウソをつくなよ! 』
カ 『 ウソだと思うなら、ほら、嗅いでみ。 』
看 『 どれどれクンクン・・・。 』
人智を超えたかぐわしき香りに 看守は気を失いかけた。
看 『 ま、まさか・・・。 ホントに数十年履いたままなのか!? 』
カ 『 ウフフ♡ 』
☆彡 お時間あったら、過去日誌もご一読プリーズ (^_-)-☆
☆彡 カソトクのリアルパンツも、相当の年代物です!
( ちゃんと洗ってますけど )
☆彡 早く白パンを実装して欲しいです・・・。