「 あのぉ・・・、まるごとバナナって売り切れですか? 」
『 まるごと、バナナ?
そこの棚に無ければ、残念ながら。。。 』
「 そ、そぉでしたか。 」
彼女は落胆した表情で 深いため息をついた。
『 そんなに、まるバナがお好きなのですか? 』
「 あ、はいっ! 超大好物で、毎日1本食べてるんです♡ 」
『 まっ 毎日 1本ッ!?
・・・で、まるバナのどこがそんなに お好きなのですか? 』
「 やっぱり、スポンジ生地とバナナの食感の絶妙さですね!
ふわ~、から、むちゅっ♡ みたいな♪ 」
あと、バナナを包む たっぷりのクリームもおいしいよ~。 」
『 この娘、ホンモノだ・・・。 』
この、まるバナ大好きっ娘を、手ぶらで帰してはいけない。
カソトクのコンビニ店員スピリットが、熱く燃え上った。
『 涙を拭いて、お嬢さん。 実は1本だけ、隠し在庫があるのです。 』
「 ほ、ホントですかっ!? 」
『 ええ。 ただし、それは店頭には並ばない特別な一本。
簡単に差し上げワケにはまいりません。 』
「 わたし、何をすれば・・・? 」
『 この提灯をお持ちください。
今から店内を暗くしますから、その提灯で まるバナを探し出すのです。 』
彼女は真剣なまなざしで頷き、提灯を手に取った。
暗いとはいえ そんなに広くない店内。
しかし必死の探索にも係わらず、彼女はまるバナを見つける事が出来なかった。
「 ここにも無いわ。 オトナ本の棚の裏まで探したのに。 」
あきらめかけたその時!
彼女の視界に、不自然に床にぶっ倒れている 店員の姿が飛び込んできた。
しかも、気のせいか・・、さっきより少し自由な身なりになっている。
「 そ、そうか!
わたし、まだ店員さん そのものを 調べていなかったんだわ! 」
彼女は、店員のユニフォーム(上)のポケットを探った。
『 ・・・無い。 』
店員に残された収納ポイントは、もう1つしかない。
彼女は 震える手を おそるおそる伸ばし
禁断のゲートの 封印を解いた
「 こっ コレはっ!? 」
※この日誌は、純粋なまるバナ愛に基づいて作成されています
☆彡 お時間あったら、過去日誌もご一読プリーズ (^_-)-☆
☆彡 眠れなかったから久々に日誌を書いちゃいまいた!
☆彡 まるバナ、実はボクも大好きです!
☆彡 タイトルで胸が「ザワッ」ときた貴女。
カソトク慣れしてきましたなぁ・・・