この日誌は、今日、この日付であることに意義があると言えます。
ドラゴンクエストⅩ、Ⅹ周年おめでとう!
これまでの、どの年のお祝いイベントよりも、高揚感が強く、カウントダウンイベント前は、緊張しながらも静かに物思いに耽っていたり、とうとう耐え切れず、思い出映写機で、冒険のプレイバックをしていたりしました。
「Ⅹ」が「Ⅹ」周年であるのは、この今でしかないのです。
Ⅹ年前、ほぼ毎日書いていた僕のリアル日記の【一部抜粋・要約】です。
2012年・7月23日
【早くやりたい!あと10日だ。待ち遠しくて仕方がない。このドキドキ…前日だったらわかるけど、まだ1週間もあるから腰を据えて待ったらどうだろうか。】
(そして、ビックリすることに、ドラゴンクエストⅩが発売されると、この毎日日記は一旦幕を閉じてしまうのです…!)
次が9月3日になります。
【今日で発売1か月になるが、8月に日記を書いた日が一日もない。空白の8月事件…!あらかた、ハマり込んで(日記を)書くのを諦めたパターンが多い。】と省みているようです。
このように、僕のⅩ年前のことは、克明に記録されています。
Ⅹが発売される前からも僕は、いわゆる“ゲーマー”でした。
もちろん、ドラクエも、Ⅸまでクリア済の状況。
あまりジャンルも問わずに、やりたいゲームを思うままにやって、攻略することに喜びを感じる、
そんなゲーマーの端くれでしたかね。
(毎日、徒然なるままに、ゲーム攻略や暮らしの所感なんかを日記として書くのも好きだったようです。)
しかし、オンラインゲームは未体験のゾーン。
当時の日記からもわかるように「ドラゴンクエストなら、なんだってやるし、楽しみ!」がきっかけなので、
未だに「ドラゴンクエストⅩ」以外のオンラインゲームは遊んだことがありません。
今思えば、初めてのオンライン、そして、向こうに別の人がいる世界での冒険…というものは、
僕のゲーム人生を根本から変えたのだと思います。
広がるのは、オフラインゲームでは得られない、生のチャット、生の声、生の情報です…。
“ゲーマー”を称する以上、当時の僕が、これらのナマモノをいかに受け取り、それらをコントロールすることができない限り、このゲームは攻略することができないな…!と、夢中になっていったことは、容易に想像をつけることができますね。
【ゲーム内で「発言(チャット)」ができるという、今まで未体験のまったく新しいことが、僕が「Ⅹ」に夢中になっただろうきっかけです。ゲーム内で「発言」ができるということは、発言次第で本当に「ロールプレイング」できるということでもあり、主(あるじ)を求めて日々奔走する、守護戦士スバリオル(中央、ムーンアックス装備のウェディ)が誕生しました。
「伝説隊長スバライド」の構想も設定も、ここがすべての原点となります。】
稼働当時は、フィールドにたくさんのプレイヤーがいましたから、応援をされた時の「ありがとう!」の台詞を、
まず手始めに、「心得た!」にいじってみたんです、笑
その叫びを繰り返して、型にハマっていく中で、どうも「ロールプレイング」できそうだな…!と、確信したのが、
その誕生秘話だったりします。
さて実際は、お仕事もして、帰りにゲーム屋さんによって、Wiiにインストールする時間…。
発売日当日、本格的にゲームが始まったのは20:00くらいであったと覚えています。
そんな日から、やり続けた「Ⅹ」年が経つわけですね。
このⅩ年の受け止め方も、人によって、それぞれなのが当たり前です。
しがないオフラインゲーマーの端くれの僕が、
オンラインを体験して、新しい世界を感じ取ったわけです。
その代わり、できなくなったゲームタイトルは増えたのかもしれません。
もちろん、今でも「Ⅹ」以外の別のタイトルをすることはあります。(自称“ゲーマー”のサガです。)
しかし、明らかに大きなタイトルは、避けてますね。
だって「Ⅹ」があるんですもん、充分です。
「Ⅹ」が僕を支えてくれました。たくさんの勇気をくれました。
たくさんの仲間をもたせてくれました。たくさんの感動をくれました。
そして冒険は、続きます!
先日、ひとりのフレの方とお話しした時に、
たとえどんな時であろうと、心身が充実し、健全であるなら、
「いつもここから!これから!」と、エールを頂きました!
これは「初心」に通じるものがありますね。
Ⅹ年間続けることができたことを、かけがえのない経験値としてレベルアップしていくと共に、
これからも、ドラゴンクエストⅩと、僕の人生は一蓮托生です。
だから僕は、今日が「初心」だ!