発売から1年と1ヶ月以上、経過してからの冒険です。
この記事は「未来への扉とまどろみの少女 ver7.1」のシナリオのネタバレを含みます。
以降を読まれる方は、ご注意ください。
ver7.1は「ゆりかごの守り人」という副題だそうですね。
ver.7の何がすごいかっていうと、
初っ端から「星のオーラ」とか「守護天使」という、
ドラクエⅨにおけるパワーワードをぶちこんできてることですね…!
「守り人」も例にもれず…
3つの町の守護天使捜索から開始!
いずれの町も、ジア・クト襲来の恐怖や被害から、町を守ろうとした「守護天使」たちが、
苦肉の策を尽くした結果、町は歪んでしまっていたけれど、救われたというお話でしたね。
【地方/守護天使/神器】をまとめると、
・メネト村/トープス/星封の矢
・アマラーク城下町/バトラエル/大樹の弓
・ムニエカの町/ルーミリア/女神の弦
以上のようになります。
1番スッキリしたのは、アマラーク城下町だったように思います。
重い過去があっただけに、希望をつかみ取ったともいえる締め方に拍手喝采。
(なんだけど、イルシーム卿の「死亡フラグ」が…これでもかというほど立ちまくっていたのが…今後、超絶心配ですよ…;;)
逆に、重いシナリオだったのは…ムニエカの町でしょう。
ルーミリアは、大きなミスジャッジをしてしまった感じですね。
ですが、町が原形を留めているのも、また奇跡…
彼女を全面的に責めるわけにもいかない。
(なんとも、絶妙な塩梅ですね…。)
聖湖ゼニートの守護天使リムネルのように、
打開策を見出だせずして、天使自身も創失し、
町も悲惨な状況になったケースがあるのだから、
3つの町は守護天使たち+主人公のはたらきで、生き残れた奇跡の町です。
…もうね、そのあとは…色々なことが展開しすぎて…
ver.7は真相近くまでたどり着くのがはえぇ!ふおぉうぅ…!みたいなプレイ感でした。
だって、Ⅸの創造神グランゼニス、改心してるんだもの…!!
いいんだよな?その解釈で…
「かつて 我 グランゼニスは
己を唯一絶対とする 驕れる神であったが
……ある者が 過ちを正してくれた。
「創造主といえど ひとりでは判断を誤る。
……ゆえに その者が去りし後
我は ふたりの女神を 生み出した……。
「ある者」「その者」→うん、ぜってぇⅨの主人公だぞ…!!
となると「女神セレシアは、ふたりの女神より前に生み出した…」という文面も、通ると思うんですよね。
人間を作ってみたけど、人間のケガレや悪しき心をみて、正さねばならない(ほろぼしてもいいや)と考えていたのが、
Ⅸの時代のグランゼニスですね。
それか、シナリオ後半に示されたあたり、グランゼニスの名は継承するとかなのか?
(守護天使とジア・クトとの戦いが何万年とかいう描写もあったことから察するに…)
初代グランゼニス(人間憎む) → 娘・セレシア
3~4代目?グランゼニス(改心した心が引き継がれた) → 姉妹ゼネシア・ルティアナ
的なことデスか?
しかし「その者(Ⅸの主人公=初代・時の王者)が去りし前」にジア・クト襲来があったなら、
きっとⅨの主人公がなんとかするはずなんでね…。
いや、なんとかできなかったから、ルティアナと一緒に新天地を目指し、アストルティアに流れ着いたか…?
う~ん、この辺の時系列は、相変わらず確証がとれないよう演出されてますね…。
古めかしい石碑にまであるんですよ?
(タービア草原にて)
「 かつて 聖なる竜の化身(アギロ=聖天の使い?)と 妖精(サンディ?)に導かれた
ひとりの天使(Ⅸの主人公?)が 人間となって
世界を呪う魂(エルギオス?)を救い ゼニアスを守った……。
「 神ならぬ身であるがゆえに かの天使は 己を鍛え 知恵をみがき
仲間と助け合い 神々をも超える偉業を 成しとげたのだ。
「……ゆえに 我は いかなることがあろうとも 人間を 滅ぼすべきではないと悟った。
これは、グランゼニスの改心についての回想ととって間違いないでしょう。
(これはまさしくⅨのシナリオの一連の流れです。)
さらに細かいことを言うと
「大樹の弓」:いにしえの女神の化身たる大樹の枝でできた弓
「女神の弦」:いにしえの女神の黄金の髪を編んだしなやかな弦
セレシア様じゃねぇのこれ…?!
これを「守護天使」から受け取るあたりが、なんという因果…
セレシア様の髪の毛は…DS起動!
(う~ん、黄色に近いけど、黄金にも見えるよね…という…!)
とにかく、Ⅸと絶対的な接点があり、気になることが多い、本バージョン!!
あぁ~、一旦、頭を整理して、熱を冷やしたら、
また、真実を知るための冒険の始まりです…!!