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福の神

スバライド

[スバライド]

キャラID
: UK036-929
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: レンジャー
レベル
: 133

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スバライドの冒険日誌

2025-10-24 22:38:08.0 2025-10-24 22:54:44.0テーマ:その他

【20251019】~すぎやまこういちの交響宇宙~【コンサート感想】

週末になりました…!
旅から帰っても、翌日からお仕事でしたので、休む暇もなかったです。
ようやく、腰を落ち着けて、日誌を執筆することができます。


さかのぼること、今から5日前…

10月19日(日)東京芸術劇場にて、

創立60周年記念
都響スペシャル「すぎやまこういちの交響宇宙」が開演されました。

故すぎやまこういち先生に関わることのできる貴重な体験になるだろうと思い、
コンサートに足を運ばせて頂いた次第です。

14:00開場、定刻通り、15:00開演となりました。

まず「交響宇宙」ってなんだろう…?と思わせるコンサートですが、
当日演奏された実際の曲目や、プログラムからして、
故すぎやまこういち先生が劇伴を担当された、
「伝説巨神イデオン」をメインに据えたコンサートと捉えてよいと思います。

【すぎやまこういちの交響宇宙・プログラム】

 ・カンタータ・オルビス
 ・ヴァイオリンのための小協奏曲《日本の風》
 ・ヴァイオリンのための《神秘なる静寂》

  休憩(20分)

 ・交響曲《イデオン》

休憩後の後半は、がっつりとイデオン編成となっています。
交響曲《イデオン》は、第一楽章~第四楽章が演奏されました。

プログラム通り、開演からの1発目が「カンタータ・オルビス」でした。
これは、劇場版「伝説巨神イデオン 発動篇」のラストシーンに流れる、
ラテン語の混声合唱も含まれる曲です。

開演初っ端から、ラストシーンの曲を演奏して、
いきなり会場をぶち上げるつもりなのか…!という思いでしたね。
(そうですね、ドラクエで言うなら…初手から
「そして伝説へ」を出されたようなものだと思ってくださいね、笑)

初手から、ぶち上がった「カンタータ・オルビス」も、
終わりが近づくにつれて、
これでもう聴きおさめか…という儚い感情も混じりながらいると…!
(何が待っていたのかは、後述します)

前半で、これいいな~と思ったのは、
「ヴァイオリンのための《神秘なる静寂》」です。
都響のコンサートマスターである矢部達哉さんのために、
すぎやま先生が書いた曲となります。
なんとこれが、ドラクエⅧの「神秘なる塔」を原曲としているということで、
イデオンのコンサートでありながら、ドラクエ要素も含まれていた…!というのは印象的でしたよ。

《神秘なる静寂》は、ヴァイオリン・ソロと弦楽合奏のために編曲されたとのこと。
なので「神秘なる塔」に特徴的なパーカッションが編成されない演奏でした。
パーカッションがないだけで、印象がかなり変わりましたね。
もちろん、アレンジパートもたくさんありました。

矢部さんは、レコーディングした1枚のプライベート盤を、すぎやま先生のお誕生日会で流したそうです。
すると、すぎやま先生はボロボロ泣きながら「良かった、生きているうちにこれを聴けて。」と言ってくださったとのこと。
そのため、公開の場では演奏しておらず、《神秘なる静寂》および《日本の風》は、10月19日が初演でした。
いずれも我々が聴くことのできるCD音源化がなされていないという意味でも、そんなエピソードがある楽曲を生演奏で聴くことができたのは、とても貴重な体験でした。

以下は、当日の旅の記録の一部を抜粋したものです。

【圧倒の余韻体験である。これほど余韻が強烈なコンサートも珍しいだろう。処理しきれない余韻に、思わずロビーの腰掛けに座りだして浸るほど。
2回目を聴けたのが、サプライズである。だからこそ余韻も大きく残った。あのコンサートの中でイデオンの物語が交響曲によって動き出し、完結をした。締めは、輪廻転生の歌。スタンディングオベーションの観客もいたが、納得もできる気がする。観客も演奏者もみな、あのホールの中で、新たな生を獲得したわけである。】

これね、何が待っていたのかっていうと…
なんと、アンコールが「カンタータ・オルビス」だったんですよ!

「すぎやまこういちの交響宇宙」は、
カンタータ・オルビスに始まり、アンコール「カンタータ・オルビス」に終わる、じつに壮絶な体験だったんです…!

それは、これ以上の締め方はない…!と言えるものでした。
コンサート歴はそれなりにある方ですが、
観客のスタンディングオベーションは初めてでしたね~
(僕は立ちませんでしたけどね…ずっと拍手送ってました、笑)

あの時、ホール全体がうねるように力強く、息づいていく感覚がありましたね。
まさに「輪廻転生」について考えさせられ、それを肌で感じるようでもありました。

総じて、僕にとってはなじみのあるドラゴンクエストのコンサートとは、ひと味違うテイストでしたが、
これらの楽曲がすべて都響で初演であったことも考えると、感じ取ることができたものは大きかったです。
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