〇月✕日
ん~~~っ!!
よく寝た^^
さて・・・今日の討伐を終わらせちゃおうっと!
パイン起きてるかなぁ?
パイィィン!おはよ~
起きてる?
討伐いくよ~~!
「おねぇちゃん。おはよ~!」
「今ね~知恵の杜f^^」
え!!!
あれからずっとそこに居たの?!
「うん」
今行くからそこで待ってなさい!
「は~い」
メルー!!
急いでお弁当作って頂戴!
「かしこまりました」
あの感じだと、何も食べずに寝ないで本読んでたんだろうな・・
「お待たせしました」
早っ!!(゚д゚)!
じゃ、出かけてくるね。
「行ってらっしゃいませ。姫様。」
急いでパインの待つ知恵の杜に向かった・・・
「あっ!おねぇちゃん!」
まったく・・・
はい、お弁当!どうせ何も食べずにお勉強してたんでしょ?
「わぁ^^ありがと~!!」
「いただきま~す!}
モグモグ・・
「美味しい!おねぇちゃん、お料理も得意なんだねぇ!!」
・・・ま、まぁね(*´з`)
そ、そんな事よりずっと寝ないでお勉強してたの?
「うん!」
「それでね、古代呪文ってのがあって、今からヒメア様に会ってお話聞いてみようかなぁって」
それがヒメア様・・簡単にお会い出来る感じじゃなかったんだよね~><
「そっか・・ヒメア様には会えなくても、学び舎の先生のお話し聞きたいから、お弁当食べたら一緒にツスクル村にいこ!」
村に到着すると、妙な噂話が飛び交っていた。
村人A「聞いた?昨日の話!」
村人B「知ってる!なんでも開かずの間に白い女の人の幽霊が・・・」
昨日って・・私が帰った後か・・・
そんな噂話が囁かれる中を歩いていると、昨日私を門前払いした門番が駆け寄ってきた。
「昨日は大変失礼致した。ヒメア様がお二人にお会いしたいので。是非巫女の館までお越し下さいとの事です。」
???
昨日の話だと村人ですら、なかなかお会い出来ないみたいだったのに・・・
「やったね^^ヒメア様に会えるね!」
パインはとても嬉しそう。
なんか急に緊張してきた・・・
階段を上り何枚か扉を開けて進むと、一番奥にヒメア様が鎮座していた。
「ディオーレ、そなた昨日もこの館に見えられたのであろう?誠にすまぬ事をした」
「昨日は所要で館を空けておったのじゃ。」
「母君はお元気か?益々お美しくなられたであろう。」
やはり・・お母様の事しってるのか・・当然かf^^
「所で、パインと申したか・・わらわに聞きたい事があって参ったのであろう?」
「はい!」
「実は、失われた古代呪文の事を知りたくって・・」
「ふむ・・・」
「残念じゃが、わらわも古代呪文の事はあまり知らんのじゃ・・」
「少なくとも、わらわが生きてきた数百年の間は復活させたという話も耳にしておらん。」
「失われた古代呪文の復活は、我がエルフの民にとって悲願でもあるのじゃ。」
「そっかぁ><エルフじゃないけど、沢山お勉強すればぼくでも復活できるかなぁ?」
「もちろんじゃ。」
「よ~し!がんばるぞ~!」
「それにしても・・・そなたの魂の風は不思議であるのぅ・・・」
「どこか懐かしいような、未来を感じさせるような風じゃな・・・相当な因果をもっておるやもしれぬ。」
「輪廻転生・・・現世での記憶にはなくとも、魂の記憶や思いは、幾度六道を輪廻して転生を重ねても消える事はないのじゃ。」
「こうして今ここで話をしておるのも、運命の導き・・・魂の導きやもしれぬな。」
「パイン・・・そなた・・・・・」
・・・・・・・・・・・(-_-)
なんか、話がやけに長く、難しいね・・・
ってパイン・・・
立ったまま寝てるし!!(-_-)zzz
す、すみません!
この子昨日から寝ないで古代呪文の事しらべてて・・
「まぁ、よい。そのまま寝かせておやりなさい。」
><
そ、それでは。私達こ、これで失礼いたします!
かすかに微笑んだように見えるヒメア様にお辞儀をして、すっかり熟睡しているパインを抱きかかえ、館をあとにした。
ねぇパイン・・・
アズランの心地よい風に吹かれながら、私の腕の中で気持ちよさそうに寝ているパイン。可愛い寝顔の頬に手をあてて眺めていると、悲しくもないのに、何故なのか意味もわからず、ふいに涙が零れだした・・・
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最後まで御覧頂き有り難う御座います。
今回も、☆女王ディオーレ青春日記☆本編の番外編として投稿致しました。
以前の投稿作を見てないと、イマイチ理解出来ない内容だと思います><
是非ともお時間があれば、以前の投稿日誌も御覧になって下さい
本編第20pと21pの間のお話です。