あるところに、優しい鬼が住んでいました。
ほかの種族と仲良くなりたい赤鬼くん。
ある日、家の前に立て札を立てました。
『ココロノヤサシイ
オニノウチデス
チョットスケベダケド
ネハイイヤツデス
ドナタデモ
オイデクダサイ』
けれども、村の人たちは警戒して一人として近寄ろうとはしません。
カタカナ書きが読みづらかったからでしょうか。
それを聞いた親友の青魚くん、一計を案じてくれました。
「原因はスケベと書いたことのような気もするけれど、君の気持ちも分かるよ。
ぱふぱふとか、ドラクエ世界では売りだものね。
正直でよいと思うんだ。
こういうのは、どうかな。
村で僕が暴れるから、僕をおさえて、こらしめればいい。
そうすればみんなにも、赤鬼くんがやさしい鬼だと分かってもらえるさ」
赤鬼くんは戸惑いました。
それでは青魚くんにすまない…
しぶる赤鬼くんを無理やり引っ張って、青魚くんは村へ出かけるのでした。
計画は、成功しました。
村の人たちは安心して、赤鬼くんのところへ遊びに来るようになりました。
かがやくような脚線美の人間大人さんが来たときには、少しいやらしい目つきになってしまったのですが、村を救った英雄ならばと、許されるのでした。
こうして、赤鬼くんには友達がたくさんできました。
赤鬼くんはとても喜びました。
しかし、日が経つにつれて気になってくることがありました。
それは、あの日から訪ねて来なくなった、青魚くんのことでした。
心配して青魚くんの家を訪ねて行った赤鬼くんは、誰もいない青魚くんの家の戸口に、貼り紙を見つけます。
『赤鬼くん、このままみんなと仲良く、楽しく暮らしてください。
もし僕がこのまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれない。
だから僕は、旅に出るよ。
いつまでも君を忘れません。
さようなら。
体を大事にしてください。』
最後はこうくくられていました。
『どこまでも君の友達、青魚。』
赤鬼くんは涙を流して泣きました。
【原作︰浜田廣介「泣いた赤鬼」】
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さきに謝罪いたします。
ごめんなさい。
私の脚色のせいで原作ファンの方が不快に思われないことを、祈りますm(_ _)m
節分の日に合わせて鬼ドレアを作る予定で、ならついでに「鬼」をテーマにした日誌が書けないかなと、真っ先に思いついたのがこちらでした。
原作ご存知の方も少なくない?
青魚くんをチームリーダー
村人役をチムメンのじゅうさん、ぶっきん(&サブ垢ちゃん)
素敵なハウジングのお宅はドラクエさん
と、チームメンバーの協力を得て撮影することができました!
ディ・モールトグラッツェ!!
準備不足で写真としては4枚目が甘い仕上がりになってしまったのが悔やまれるんですが、悲劇として終わるこの物語を、リーダーの優しい笑顔が救ってくれている気もします。
大人になってから知ったこのお話。
ネットで検索すると、この原作絵本について、いろいろな考察がされていて面白いです。
ドラクエ内では200人もフレンドを作れますよね。
私自身、最近フレンドさんが増えてとても嬉しい楽しい!
人の数だけ楽しみをいただける気がしてます。
けれど、たまに思います。
誰かと遊んだら誰かとは遊べないわけで。
たま~にです。
いつもじゃあないけど、悲しくなることもあります。
遊びたいのに遊べない、もどかしさ。
赤鬼くんにならないように、大事にしたいなぁと思うのでした。
こんなことになったら泣いちゃうよね。
いつも遊んでくださる皆様に、改めて感謝です!!
日誌を読んでくれる方もありがとう!!
暦の上では明日は立春。
春はすぐそこなんですね。
出会いの季節も、楽しんでいきましょう♪
ドレアのイカしたエル子さんとか、グレートセクシーなオガ子さんとか、出会えるといいですね(超笑顔)
ではでは、良い節分を♡(〃艸〃)