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森の人

ウルムド

[ウルムド]

キャラID
: KE342-018
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 130

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ウルムドの冒険日誌

2023-04-16 07:30:11.0 2023-04-16 09:35:47.0テーマ:フレンド

かがみの孤城


アスコンをきっかけに、また広場日誌を読むようになった。
お気に入り登録している大好きな方たちがいて。

その中のおひとりが、「優里」というシンガーソングライターさんをおすすめしていた。

すぐに興味をもってYouTubeで検索をしてみる。
「恋人じゃなくなった日」

なんだこれは…

めちゃくちゃいいじゃないか!!

おすすめしてくださっていた日誌書きさんのことが大好きというのもあり、肯定する気まんまんで見に行ったというのもあるけど。

それだけじゃなく、このひと好きかも…
思った次の瞬間には、速攻でチャンネル登録を押していた。

再生回数の多いものから、他の曲も聴いてみた。
「ビリミリオン」

仕事が始まる前のちょっとした寛ぎタイムにこれを聴いたときは、うっかり泣きそうになって大変だった。この曲はまたいつか絶対に聴きたくなるとも思った。
他の曲で、コメント欄まで気になってしまったのは
「メリーゴーランド」
追いかけても追いつけない、という歌詞が切なくて、そのことについて絶賛される方も多かった。

…なにやら、「かがみの孤城」という映画の主題歌にもなっているのかな。

ふむ…と思い、かがみの孤城について調べてみる。

映画はアニメ映画らしかった。

曲のイメージで、実写じゃないのか、少し残念だなと思っていると(PVの女の子が可愛すぎたので)。
原作は小説であるということも知る。

これだ!!!

そこからは、もう迷うことなくAmazonでぽちり!

…本が届いて、驚いた。

ハードカバー…!!

しかも、けっこうな厚み。

通勤電車の中で少しずつ読むつもりだったけど、これは持ち運ぶのになかなかだぞ…と思う。

思うのに、読まないという選択肢は不思議とわいてこなかった。

…他にも積んでそのままになってる小説、山ほどあるのになぁ。

こんなに行動力が出てしまうのは、もともと優里さんをすすめてくれた日誌書きさんに、この小説の話も出来るだろうか。なんて少しの期待もあったからに思える。
我ながら動機が不純だ。

ハードカバーはかれこれ10年ぶりくらいで読むかもしれない。
いつも文庫だったから。

若い頃に恩師からいただいた、赤い革のブックカバーを久しぶりに本棚から取り出して、付けてみる。
恩師からのお下がり。
すべすべしていて、手触りがとても気持ちいい。

…ワクワクしてきた!

重量のある本なはずのに、持ち歩くのが楽しみで、カバーを付けた頃には重さが気にならなくなっていた。
仕事の前だと物語に浸れないかもしれないから、仕事帰りの電車の中、20分だけ読もう、と決めた。
きっと特別な時間になるだろうと思うと、自分の顔が綻ぶのが分かった。





それから4日程、夜勤帰りの電車の中で読み進めた。

厚みのある頑丈な表紙をめくると、最初に飛び込んできたのは
【孤城】という言葉の意味だった。

胸をぎゅっと掴まれたような気がして。
これは、完結まできっと読めるという予感がした。

いつもなら眠くてたまらない時間のはずなのに、物語の続きがどんどん気になって。
ページをめくるのが楽しみだった。




物語を読んでいて、中盤辺りから、一人のフレさんのことをずっと、強く強く考えていた。

高校生で年が離れていて。
でもそんなことを感じさせないくらい、面白くて、しっかりしていて、イイ男で(同級生だったら放っとかないのに!と思うくらい)、素敵で、大好きな子。

その子の現実の出来事を知ったとき、一度日誌を書いた。
その子からもいいねが付いていたから読んでくれたとは思う。
思うけど、感想は聞けなかった。
聞くのが怖かった。

うまく書けなかったな、と思い、後からその日誌は非公開にした。

それ以降は、元気?と声をかけるのも気まずくて
ただただ、向こうから「ウルちゃん!」と声をかけてくれないだろうかと祈っていた。

そのまま私のリアルも忙しくなり、気がかりではあったものの、その子のことは思い出す機会が減っていた。

たまに牧場の宝箱が送られてきたりして、ああインしているんだな、と思うと、それだけでホッとして。
嬉しかった。




小説を読んでいて、気付いたことがあった。

このアストルティアは、その子にとっての孤城であったかもしれない、と。

年齢も性別もリアルもなく、ただ遊ぶ場所。
孤城の中で私に求められていることはきっとそれだけで、「大人」としての関わりは必要なかったのではないかと。

それなのに、「大人」として何か出来ないか、出来るはずだと自分に言い聞かせ。 
あの子に「つまらないやつだ」と思わせたかもしれない。

気まずかったのは、出来もしないのに大人ぶったからだったんじゃないか。

そう思うと涙が出た。

ごめん。

(続く
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