今回ドラクエ全く関係ありません
しかし、この感動を誰かに言いたくて日誌に書き殴る事に…
今日、後輩から聞いていた定食屋へ
後輩曰く
『注文はお店のおばちゃんが一度にいくつも作れないからと指定される』
『お店の看板が破損しており、飲食店に見えない』
『とにかくお店がボロで汚い』
何ともオイラの心をくすぐる定食屋…
オイラは一路、聞いた場所へ向かった
着いて思ったのは
昭和の理髪店?な店構え、そして確かに綺麗とは言えない
入店すると白髪髭面の仙人のようなおじいちゃんと腰の曲がったおばあちゃん
席に着いてメニューを見ると、定食が軒並み1000円オーバー
これはリーマンランチには厳しいな…と思っていると
おばあちゃん『とりかつ丼がいいよぉ』
きた、メニュー指定!
しかし、オイラも初で何がいいかわからない
とりかつ丼なら500円だし
『じゃーそれお願いします』と注文
注文後、おばあちゃんは
『今日も寒いねぇ』『暖房あまり効いてなくてごめんねぇ』
とマシンガンの様に話かけてくる
オイラはいつもの鉄板トーク
『おばあちゃん若い頃綺麗だったでしょ?いゃーおばあちゃんがあと40歳若かったらなぁー』で応戦
そうこうしていると注文したものが届いた
それを見た瞬間、オイラは度肝を抜かれた
トレイの上には
とりかつ丼、白菜の漬物、ひじきの煮物、切り干し大根、おからと野菜の和えもの、酢の物、味噌汁、芋の天ぷら、レンコンの天ぷら、ナポリタン
凄まじい量となんとも中年心をくすぐるお袋の味な献立
通常、小鉢で出てきそうなものが主食レベルの量
とどめにコーヒーまで出すと宣うおばあちゃん
しかし、一瞬オイラの脳裏によぎった
『しまった、単品のとりかつ丼でよかったのにまさかこれ1000円オーバーの定食にされたか…』
しかし、出されたものは食べる
きちんと注文しなかったオイラが悪いのだ
日頃、CoCo壱で1000グラムを普通に食べるオイラでも根をあげそうになる量
なんとか全て完食して会計へ
おばあちゃん『500円です^ ^』
オイラ『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
おばあちゃん疑ってごめん…でも500円でこれはあり得ないと
オイラ『あれ普通にいつも500円であの内容なの?!!』
おばあちゃんは笑顔で『そうよ^ ^お腹いっぱいなった?^ ^』
オイラは拳銃で撃ち抜かれた……心を
くわえて、一万円札しかもっていなかったオイラ
会計に一万円札を差し出すと
おばあちゃん『お釣りがないから今日はいらないからまた来た時に^ ^』
いやいやいやいや
次来なかったら回収出来ないじゃん、そりゃオイラは確実にまた来るけど
おばあちゃん商売でしょ?他に客もいないし今日の貴重な売り上げでそ??
そう思ったオイラは1キロ先のコンビニでお金を崩すと告げ、車の鍵を人質に
置き、ひき止めるおばあちゃんを尻目にダッシュでコンビニへ
コンビニでおばあちゃんが好きそうなお菓子とおじいちゃんがカウンターに置いていたタバコの銘柄を見ていたのでタバコを買い一目散で店に戻った
無事、会計を済ませコンビニで買ったお土産を渡して店を後にするオイラ
わざわざ店の外まで見送りに来てくれたおばあちゃん
久々に魂が震える定食屋にオイラは出会った