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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2021-06-25 00:32:02.0 2023-06-12 19:41:08.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『マージンの一番長い日』その11

「おっ、マージンがいたぞ!ハクト君!」
そこはやはりベテランの域の冒険者と、まだ年若い子供との違い。
スタートこそ出遅れたものの、フツキの方がハクトに先行し、マージンを見つける。
「先に行く、ハクト君は周りに気を付けつつゆっくり…おわっ!?」
気付けばすっかり距離の離れたハクトに声をかけている最中、唐突な爆発で吹っ飛ぶフツキ。

「これはマージンの爆弾!?なんで俺っ!?」
もはや嗅ぎ慣れたマージンの爆風の匂いを感じながら、宙を舞うフツキと入れ替わるように、ハクトが倒れている父のもとへと走り寄る。
そんな中、マージンは驚きに目を見開き、宙を舞うフツキを見つめていた。

「父さん!大丈夫!?」
「おお、ハクト。怪我はないか?」
「少しは俺の心配もしろ!それに、人の心配してる場合か?ボロボロじゃないかマージン!」
マージンの爆弾に吹き飛ばされるのも、もはや慣れたもの。
頬に付いた煤を払いつつ、ハクトに少し遅れてマージンに駆け寄ったフツキ。

ポン、という軽い音とともにフツキのポシェットから回復薬が飛び出す。
極小規模のイオ系呪文の発動によって様々なツールをノーモーションで取り出す、フツキ特製のガジェットだ。
「ありがとう」
受け取った回復薬を浴びるように服用するが、マージンの傷はひどく、完全には回復しない。
そんな己の体の事は意に介さず、マージンはハクトとフツキに依頼する。

「頼みがある。大至急だ」
その強いまなざしに、マージンがまだやりあうつもりであることを察する2人。
「お前はもう休んでろ。あとは俺がやる」
「そうだよ父さん、ボクもフツキさんに協力するから」
それはダメだ、そうフツキが断るよりもマージンの方が早かった。

「あれはオレが止めなきゃならねぇ。これは、絶対に、オレがやらなきゃならない事なんだ」
ここまで真剣な父のまなざしを、ハクトは初めて見たかもしれない。
いつもはあんな、常に自分を呆れさせる父であるが、ハクトに心の奥底で密かな尊敬の念を抱かせるマージンの本気の姿に、ゴクリと息を呑んだ。
「わかったよ、父さん。でも、何か手伝えることはないの?」
「ああ、たっぷりあるぞ、ハクト。奴はヴェリナード駅へ向かうと言っていた。へいはちくんとマクレーンをそこへ寄越してくれ」
「わかった。他には?馬車のギガ・ボンバーもいるよね?」
「いや、そいつはいらない。ただし、へいはちくんに持たせてほしい物がある」
これが肝心なんだと、マージンが告げた用意してほしいモノ。それは、とても意外なモノだった。

「はぁ!?何だってそんなもんを!?」
思わず素っ頓狂な声を上げるフツキ。
ハクトも同様に、マージンの意図が読めなかった。
「アレが今爆発したってことは…ふむふむ…3秒くらいだって言ってたな…あとはさっきの手応え…よし、ハクト、仕様はこれで頼む」
ブツブツと呟きながら、ポケットから取り出したメモ紙に、サラサラとある情報を書き込むマージン。

「うん、分かった」
ハクトはメモに目を通し、マージンからもらった大事なコートのポケットに仕舞い込む。
「俺にも何かできることはないか?マージン」
「フツキ、お前はやっぱり最高だよ。お前のおかげで、勝機が見えた!」
「はん?一体何を…」
まだ何もしていないぞ?
ハテナを浮かべて首をかしげるフツキをきつく抱きしめるマージン。

「フツキはハクトに付いてくれ。何があるか分からん。道中、ハクトの事を頼んだぞ」
「片が付いたら、とびきり旨いコーヒー奢れよ?」
「ああ。パフェもうまい店へ連れてくぜ!ただし、フツキの奢りでな!」
「なんでだよ!?」
そうして打ち合わせを終えたマージンパーティは、それぞれの目的地へ向けて走り出したのだった。
                                続く
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