レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その19

「…う～ん…まぁ…わざとぶつかったわけじゃないんだろうし…」 「ちょっとじにー、黙ってて」 当事者の責任からか、重苦しい空気を恐る恐る破ったのは...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その18

「なるほど。しかし　ごしんぱいには　およばない」きんこ星人の特異な体質において、これはままあること、イセエビを握ったままの右手を挙げて、ずっきん...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その17

「むぐぐ　どうなった？みな　ぶじか？」 動力がダウンし、赤い非常灯に照らされた船内、そこかしこから断続的に火花とわずかな煙が漂う中、ずっきんこは...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その16

不慮の事故により始まったきんこ星人たちのアストルティアライフであったが、悪い事ばかりではない。 まずは、食文化の発展である。 きんこ星人の主食と...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その15

根曲がり竹、姫竹、あるいはシンプルに特徴を捉えて細竹などと呼ばれるそれは、チシマザサの若竹である。 「やっぱりそうだ！昨日遠目で見かけて、もしか...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その14

監視の為に呼ばれた訳ではあれど、ケルビンの修理の手際をハクトは驚嘆の眼差しで見つめていた。 自惚れではないが、時間さえ貰えれば、きっと自分にだっ...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その13

「………自己保存の原則くらいはインプットされているものと考えていたが…この有り様、モードレオナルドを何秒、いや、何分使用した？」 ケルビンは倒れ...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その12

果たして、扉の向こう、上へ下へと引っ掻き回されているかと思いきや、割れた窓ガラス以外は出かけたときと変わらぬ様相に、ユクは逆に驚かされる。 「そ...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その11

「ベータ。世間話でもして時間を稼げと言ったんだ」未だ地に刺さり雷を帯びたままの槍に続いて、ユク邸の２階の窓から降り立ちざまに、声の主が突き出した...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その10

しかし絶体絶命のその時、ミサークの灰色の脳細胞が閃きに輝いた。 「アレだ！…ええと、そう、ユクちゃん！！アレ、持ってるよね！？ピカッとしてゴロゴ...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その9

「ユクの事はいいから、巻き込まれる前に、早く、逃げて」 再び像を成したゴレムスは、ベータを横合いから殴りつけるように絡まり合って転がっていく。 ...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その8

「…やっぱりそう来るよね」 ユクの背後には、間違いなく、砕け散った巨腕の残骸が転がっている。 しかし、やや顔面に苛立ちを貼り付けたベータの両腕を...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その7

「………」 爆音が響き、同時に伝わる振動でパラパラと天井からホコリが舞い散る。 アルファの言いつけがある手前、住民に滅多なことはすまいと思ったの...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その6

「…ええと…どちらさま？」 来客の肌色がおかしいのは、影になっているせいかと思った。 当然だ。 個人差は勿論あるとは言えど、オーガと同じ体躯のド...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その14

具材は勿論、つけダレとして生卵を用いるところもすき焼きと同じ、しかしながらやはり、サイコロステーキを上回る厚みと大きさ、大胆な肉のサイズがまず意...