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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2021-07-01 00:01:05.0 2023-06-22 23:23:20.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『ドルブレイブ・アッセンブル』その9

「アタッカーが欲しい所だけど…。村に連絡を入れる?」
パルカラス王国の酒場、角の席。シドーアームから撤退したレオナルドとワッサンボンは、この地の名物料理とされている、後の世でメギス鳥と呼ばれる鳥の、丸焼を囲んでいた。ガルムはレオナルドの隣で、特別に調理してもらった調味料抜きの茹で鳥に齧りついている。
「いや、力押しじゃダメだと思うんだ。腕に急所なんて無さそうだろう?」
あれはあくまでも腕、きっと脳みそはおろか心臓すらないのだろう。となると単純にダメージを与えるといった楽な方法では倒せまい。
「それは確かに」
「大丈夫、ボクの知る限り、最も適任な助っ人がもうすぐ来るから」
ワッサンボンが話を終えるのと、レオナルドの背後から声がかかるのはほぼ同時の事だった。肩越しに優しげで壮麗な声が響く。
「やあ、すっかりお待たせしてしまったようだね。久しいなワッサンボン」
現れた人物の姿に、普段は自他ともに認めるリアクションの薄いレオナルドも驚きを隠せなかった。
「四術師のフォステイル!?」
「私の自己紹介は必要無さそうかな。ワッサンボンとは、ゲルト海峡の岩屋でリュートを共に奏でた仲でね」
「いやいや、ボクの趣味の演奏に合わせてもらっただけで。リュートは本業じゃないから」
「もったいない。キミの才能なら、今からでも遅くないよ。転向したまえ」
「気持ちだけもらっておく。さて、あまり悠長にもしていられない。フォステイル、彼はレオナルド。ボクと同じルシナ村の住民で、優秀な弓使いだ。さ、顔合わせも済んだ、本題に入ろうか」
こうして四術師の一人フォステイルを迎え、対シドーアーム作戦会議が始まったのだった。

「そうかあの腕は、破壊神シドーという邪教の神の物なんだね。ふむ、聞けば聞くほど、恐ろしい御業だ。魔公王イシュラース、討ってくれたことに心から感謝を」
謎の冒険者パーティによるレイダメテスの破砕にも四術師として協力、その一連の騒動の中で手に入れた氷鳥のはねでパルカラス王国を疫病から救った。いまや疫病対策に悪手を講じたパルカラス王よりも、国民の信頼を集める英雄フォステイルもまた、街道に現れる謎の魔物に手を焼いていたのだった。
「いや、こうして今、新たな災厄を振りまいてる。申し訳なく思うよ」
うなだれるワッサンボンとレオナルド。
「君たちが責任に思うことなど何もないさ。さて、名前がないのも不便だ。短絡的であるけれど、敵をシドーアームと呼称することにしようか。そして、そろそろ建設的な話に移らせてもらうよ」
フォステイルは懐から大きめの包みを取り出した。包みを見て一瞬、ガルムが眉をしかめる。
「おっと、彼には少し、刺激が強かったかな?」
「…何だろう。ミントダリアのようなスッとする香りの奥に、仄かな…これは…ジャンボ玉ねぎの匂い?」
「良く気付いたね、レオナルド」
すっかり料理も取り下げられたテーブルの上で、包みをほどくフォステイル。クゥンとか細く鳴いて、ガルムがレオナルドの背に隠れる。
「なんて綺麗な布なんだ…」
呆けたような声がワッサンボンの口から漏れた。数多くの豪華絢爛な衣装、またそれを形作る豪奢な布地の数々を目にしてきたワッサンボンが思わず見惚れるほどの業物。純白でありながら、夜空の星の輝きをちりばめたようにまばゆい輝きを放つ布地が姿を現した。
「以前、メギストリス王女に特製のオニオンリングを振る舞った事があってね」
「オニオンリング?」
「ああ、スライスした輪っか状の玉ねぎを衣で包んで、油で揚げた料理さ。当時ちょうど彼女は体調を崩していてね。普通はジャンボ玉ねぎを使うんだが、治療も兼ねて浄化のたまねぎという特別なモンスターを材料にしたんだ」
((魔物を食わせたんだ?王女に?…マジで?))
ちょっとした衝撃がレオナルドとワッサンボンを襲う。
「これはそのときの余った材料。浄化のたまねぎの皮を素材にした織布でね」
外皮ですらこれだけ神々しい輝きを放つのだ。それなら食しても悪くはあるまい。むしろ絶世の美味であることだろうと思い直す2人。
「私は『封印の玉葱布』と呼んでいる。これに包んでしまえば、どんなモンスターでも動きを封じることができる。シドーアームでも例外ではないだろう。あとの問題は…」
これで打ち止めになるだろうが、フォステイルにはシドーアームを包んでしまえるほどの大きさの布が手持ちにあるという。
「どうやって動きを止めるか?」
「そうだね、レオナルド」
「それに関してはボクにアイデアがある」
待ってましたとばかりに、とある楽譜をテーブルに広げるワッサンボン。
「こ、これは…」
先ほどは封印の玉葱布に度肝を抜かれた二人だったが、今度はフォステイルが驚かされることになるのだった。
                                続く
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