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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2021-07-07 18:22:40.0 2023-06-28 22:52:20.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『ドルブレイブ・アッセンブル』その16

「行くぞアスカ!!」
ユナティは並走するアスカへ声をかけると、先んじて敵へと向かい高く跳躍する。
「ギガブレイク!!!」
デイン系呪文を剣に宿した一閃という点では、先のギガスラッシュと等しい。が、横薙ぎのギガスラッシュと異なり、斜め上段から全身のバネを使い振り降ろしての渾身の斬撃、そして其処に乗算されるは、ギガスラッシュをはるかに凌ぐ、高濃度の魔力のせいでうっすらピンクがかってすら見える青白き極光。まさに必滅の一撃。しかし…
「おいおい、せっかくチャンス作ったってのに!」
ただでさえ全身全霊で振りぬく大技。それを通常よりもさらに大きく体を捻り、技を繰り出したユナティ。自身が思うより、既にその身体は限界を超えていたのだろうか。誰が見ても必要以上に大ぶりなその攻撃は、当然の帰結として、敵にわずかに届かない。ただ虚しく空を切るかに見えた雷撃の円弧。そこへ、アスカとユナティ、二人の声が重なる。
「「クロス!!!」」
ギガブレイクを放ったのち、大振りの勢いに任せて体を低く伏せたユナティの背に手をつき、飛びこみに膂力を加えると、ユナティのギガブレイクに重ね、押し出すようにアスカがギガブレイクを重ねる。

海底離宮の戦いにて直接目の当たりにした、噂の勇者、もとい、勇者の盟友ユルール。彼の大技、ギガスラッシュクロスは、技に技を重ねて威力を増すという、言葉にすればシンプルだが、単純な理論かつ実現困難な大技。
元来、とあるリザードマンを師に持つアスカの剣技は、大切なものを護る、その為の護りの剣である。海底離宮においても、その徹底した防戦重視のスタイルは、太陰の一族の幹部たちを大いに苦しめた。だが、護る為の剣であっても、時として鋭く強くあらなければならない。そう想いを新たに、ヴェリナードに戻ってから、ひたすらに技を磨いたが、終ぞ、見よう見まねで実現することは無かった。それでも、鍛練を繰り返した。
そんな中、己の為ではなく、皆の為に頑張るアスカにユナティが提案したのが、ギガスラッシュの一段上、ギガブレイクの重ねがけを二人で特訓し、より高度な技でもって、技と技を重ねる感覚をつかみ、あらためて単独でのギガスラッシュクロスを習得する礎としようというものであった。
しかしそれとて、思い付きから生まれた、当然ながら並みならぬ御業。これまで幾度となく挑戦して、ただの一度も成功しなかったそれがこの場で実現したのは、まさに奇跡と言えた。

「土壇場の集中力。流石ですね、アスカ」
「いや、ユナティこそ、私が合わせやすいようあんなに大振りに…。この後ちゃんと体を労わってくださいね」
初めて成功した連携技。お互いをたたえながら、その技の結実を見据える2人。
爆風の影響で視界を奪われた矢先の攻撃に、謎の戦士は防御も間に合わず直撃を受けた。ギガブレイク・クロスの光刃は、大鎌を容易く砕き、そのまま民家の壁へと吹き飛ばす。くっきりと壁に人型を刻んだのち、崩れ落ちる謎の戦士。
「ぐっ、がっ」
謎の戦士は接敵からずっと、ヘルメット越しにすらポーカーフェイスを貫いてきたが、流石に呻き声をあげて跪く。その胸には大きくバツの字に傷が刻まれ、バチバチと火花を放っている。
「こいつ、カラクリなのか?」
激しく裂けた強化スーツ。しかし、噴き出すはずの血は見えない。
「とにかく、拘束します。ユナティ!」
「ああ、慎重に行くわよ、アスカ」
剣を構えたまま、にじり寄る2人。立ち上がろうとした謎の戦士であったが、よろよろと両足を突っ張った所で、ガクリと電源が落ちたかのように再び地に伏せた。
「意識ノ消失ヲ確認…補助システム起動…機密ノ保持ヲ最優先…作戦候補地カラ転移先ヲランダム選択」
倒れたままの体から、先ほどまでにも増して無機質な電子音声が流れる。
「今転移って言ったか?まずい、逃げるつもりだ!」
大事な手がかりを逃がしてなるものか。慌ててマージン含め飛び掛かって拘束しようとしたものの。
「指向性バシッ娘システム、起動」
ぶわっと湧き上がる青い燐光。四肢をだらりと投げ出したまま、謎の戦士の体がふわりと浮かび上がる。
「クソッ!間に合わない!」
一瞬の後、バシュンと音を立て、目にも止まらぬ高速で上空へ飛び上がる敵の姿。悪態をつき、苦々しい面持ちで彼方へ消える軌跡を追うマージンであった。
                                続く
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