目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 131

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

レオナルドの冒険日誌

2021-07-13 16:12:51.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『ドルブレイブ・アッセンブル』その⑲

ダイダックブレイブは、ドルダイバーの先端部に取り付けられたグリップを引き上げるように握り上げ、急勾配に傾けたドルダイバーで一気にチョッピ荒野、アラモンド鉱山の直上に躍り出る。
既に望遠カメラを通さなくとも見える位置に3体の敵の姿を確認する。両腕にマシンドルボードを取り付けている以外は、先ほどオルフェアにて仕留めた相手とまったく同じシルエット。体全体を紫系統の色に統一し、両手両足の竜の如き邪悪な様相。ボディスーツもギザギザとしており、ドルブレイブを装ったつもりかもしれないが、その姿は著しくヒーローとしての自覚に欠ける。
「はなはだ不快」
先ほどのマージンとの会話。彼も偽物であると想定していたであろうが、それでもおたくの新人ではないか?と探りを入れられたという事実に、はらわたが煮えくり返る。
その闘志に向こうも気づいたのであろう、巡航していた3体の敵がぴたりと進行を止めた。上腕二頭筋を誇張するかのポーズで、推力を地に向け、空中に浮遊する。
「やはり、あれは厄介だな」
敵と相対するにあたっての問題点。それは、ドルダイバーをはるかに上回る速度ではなく、その柔軟性にある。基本的に両足で操舵するドルダイバーと異なり、腕部、しかも右と左のダブル推進。その柔軟かつ即応可能な機動性は想像しただけでも寒気がする。
陣形の先頭に位置する一体がダイダイックブレイブに向かい上昇を開始する。口火を切る様に飛来するマシンボードミサイルをかわし、ダイダイックブレイブもドルダイバーの船首を敵へと向けた。牽制代わりに手にしたブーメラン型魔装具を投擲する。敵は眼前まで迫ったそれを、わずかに左右の腕をそれぞれ逆の確度に傾けることで錐揉み回転しすり抜ける。らせんの塔を描く推進剤のフレアが敵ながら美しい。もっとも、そんな無茶苦茶な挙動を可能にするのは機械の体ゆえ。真似事をすれば瞬く間に腕がちぎれ飛ぶだろう。
マシンドルボードによるミサイル攻撃は厄介だ。何機まで顕現出来るのかがはっきりとわからない以上、弾数制限はないと考え、それであれば、敵が使いようのないシュチュエーションを想定する。
「あまり手の内をさらしたくはないが」
モニターで敵の姿を見た時から続く一つの懸念が頭をよぎるが、出し惜しみしてこちらが倒されては元も子もない。まだ充分に敵との距離が開いている状況から、ダイダイックブレイブは太陽を目指す如く全速力で上昇する。負けじとそれを追随する敵機。
「お互い遠距離攻撃では埒があかない。根競べと行こうじゃないか」
この速度と進行方向では、マシンドルボードを投擲した場合、あわや自身が巻き込まれる可能性がある。現状最も厄介な敵の攻撃を封じ、さらに上昇。そろそろ呼吸にも支障が出始めるほどの高高度へ辿り着いた所で、ダイダイックブレイブが仕掛ける。
「機械の瞳でも、これは眩しいだろう!」
身をよじって、その身で隠していた太陽の光を解放する。閃光に偽ドルブレイブの目がくらんだ刹那。唐突に、ダイダイックブレイブの駆るドルダイバーが前後に分離した。超駆動戦隊の誇る攻城決戦兵器、巨大ロボットドルセリオン。それはドルブレイブ各自の戦闘スタイルに合わせたドルボード型魔装が合体することによって完成する。ダイダイックブレイブのドルダイバーも、それを構成する一体。本来であればさらに巨大化という工程を挟むがそれは省略し、前後分離したパーツがそれぞれダイダイックブレイブの右手、左手に接続、ドルセリオン合体自同様に鋼鉄の拳が展開される。そしてその拳に握られるダイダイックブレイブの主武装、ブーメラン型魔装もまた、鋼鉄の拳に適応して大きく顕現した。
「レボル・スラッシュ!!」
自由落下に任せるままに、全身のバネに魔装の力を上乗せし、魔装具を振り降ろす。回転鋸の様に荒々しく隆起したエネルギーが高速で縦回転する。ブーメランの技術、レボルスライサーを、ドルダイバーと併用することで近接戦闘に応用した、ダイダイックブレイブ独自の必殺技。いかに魔装を展開しているとはいえ、両の手が粉みじんになるこの大技も、ドルセリオンの鋼鉄の拳であれば実現できる。
だがしかし敵もさるもの、すんでの所でマシンドルボードの腹で受け止めた。激しい火花を散らしながらダイダイックブレイブの技が衝突する。
「おおおおおおっ!!!戦・隊・魂ぃぃぃっ!」
気合一喝、レボルスラッシュの光刃がさらに橙色の輝きと大きさを増す。
「…!?」
ついには支えきれなくなり、盾として構えた両手のマシンドルボード諸共に両断される偽ドルブレイブ。
爆風で背中をあおられながら、空中でドルダイバーと分離、もとのドルボード形態へ組み換え、飛び乗ると体制を整える。敵はまだ、2体残っているのだ。
                                続く
いいね! 10 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる