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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2021-07-13 16:36:34.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『ドルブレイブ・アッセンブル』その⑳

1体が倒されたのを確認し、残る2体が動き出す。ダイダイックブレイブの思った通り、先の一体は囮に使われたのだ。倒せれば僥倖、逆に倒されたのであればその様を観察し、記憶し、経験としてストックする。恐らく、その気になればいくらでもこの機械人形は量産できるのであろう。先ほどと同じ作戦は通用しない。そもそも、ドルセリンの残量からして、レボルスラッシュのようなドルセリン消費の極めて激しい大技はすでに不可能。やがて2体の敵と入り乱れての乱戦が展開される。入り乱れるドルボードのフレアが、チョッピ荒野の上空に幾重にもメビウスの輪を描いた。幸いにも敵の動きは直線的で読みやすい。とはいえ、機械ゆえの正確無比、隙のない動きが厄介極まる。
「隙がないなら、作るまで!」
ダイダイックブレイブは優位な戦場へ敵を誘導すべく、荒野尾休息地周辺から北東へ舵を切る。
チョッピ荒野の外れ、不規則に隆起した台地を、かつては荘厳な神殿だったのであろうか、瓦礫となってなお神聖さを残す建造物のなれの果てが取り囲む。絶え間なく飛び縋るマシンドルボード型魔装のミサイルをかわしながら、急降下。そのまま台地の周りを周回する軌道をとった。すかさず2機の偽ドルブレイブも追いすがる。
「そうだ、それでいい。しっかり俺の尻についてこい」
台地は小さく、ほぼほぼ円を描くような軌道で宙を走り続ける三つの影。障害物をかわしながらのややアクロバティックな追走劇が、3周は続いただろうか。ダイダイックブレイブの操舵技術をもってしても、圧倒的な速度性能の差は埋められない。じわじわとその距離は近づいている。これだけの近距離、さらには障害物を前にしては、マシンドルボードの投擲はもはや無意味と判断した偽ドルブレイブが、直接マシンドルボード型の魔装で殴りつけるという荒業に出ようと、ダイダイックブレイブの背中目掛けて、急接近を仕掛けたその瞬間。忽然とダイダイックブレイブは姿を消した。
「「!!??」」
ちょうど角を曲がり、ほんの刹那、敵の死角に入った瞬間を狙い、ダイダイックブレイブはドルダイバーの前部グリップを掴みあげると同時に左足でドルダイバーの後部を蹴り下げ、90度にも等しい急上昇をかけたのだ。そしてその勢いのままに、鮮やかな空中一回転をきめる。ダイダイックブレイブはその眼前に、敵を見失った偽ドルブレイブの背中を捉えた。
「デュアルスラッシュ!」
並走する2機の偽ドルブレイブの間を通りすがり様、ブーメラン技の一つデュアルブレイカーの要領で、両手に顕現させた魔装具にて投擲なしに直接偽ドルブレイブを叩き斬る。
つま先から頭部まで、綺麗に2枚におろされた偽ドルブレイブ2体の断末魔の爆発が、ダイダイックブレイブを朱に照らした。
自身のドルダイバーの速度と敵の速度。さらには、障害物を避けて追走する影響。そのすべてを分析し、敵がまさに自分に肉薄する瞬間を、一切視認することなく計算と感覚のみで判断してのけ、さらにはアクロバット飛行からの一閃。さすがのダイダイックブレイブにもこの度の戦闘は少々荷が重かった。度重なる曲芸飛行の影響で、頭に血が上手く巡っていないのを感じる。
「あの頭を、処分しなくては」
しかし今ドルブレイブへの変身を解いたら、そのまま意識が断絶する。激しい疲労から朦朧としはじめた意識を無理やり引きずって、ダイダイックブレイブはなんとか、もはや廃墟と化したアラモンド鉱山内の秘密基地へと引き返すのだった。
                                続く
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