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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2021-08-02 21:09:18.0 2021-08-02 22:20:31.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『フライナさんの笑ってはいけない絵画教室』その②

そんな矢先である。マージンとティードの息子、ハクトがやってきてしまった。
「父さん、貸してほしい本があるんだけ…あ、母さんも来てたんだ。あれ、どうしたの父さん?」
超振動する父を訝しみながらも、ハクトもティードが掲げるスケッチブックに目を向ける。
「ぷっ、母さん絵を描いたの?バブルスライム?それにしても…」
「ハクト、これは、ばくだん岩よ」
ハクトにも悪気は無いのだが、せきをきった言葉は止まらない。にっこりほほ笑むティードの表情を見て悪寒を感じることができなかったのは、危機感が足りないとまだ幼いハクトを責めても致し方があるまい。
「え~っ、いや、うそでしょ?どこから見ても、バブルスライムだよ!ねぇ、父さん。はははっ!」
不意に話を振られ、千切れんばかりにさらに強く、もっと強くと自身のお尻をつねるマージン。辛うじて笑いは堪えたものの、キュッと結んだマージンの口元は肯定も否定も紡がない。この局面に置いての無言は、チラリと目線のみをマージンへと向けたティードにとって、何よりも雄弁だった。
「ふたりとも、夕飯無しね!」
「ええ~っ!!」
「オレ巻き添え被害!!!」
腹立たしさに任せて、ばくだん岩(?)とその他数枚、マージンがやってくるまでに描いていたページを千切り取り、放り投げる。ふんっ、とへそを曲げて、部屋を出ていってしまうティード。慌ててなだめるべく追うマージンとハクト。

地に落ちたページ達が、不自然にピクリとめくれ上がる様に気付いた者は、誰もいなかった。

同じ頃、マージンのマイタウンの2番地に位置するゲストハウスにて。
「あらら~?」
リビングのテーブルに置かれたスケッチブックを手に取り首を傾げるフライナ。
「これは…」
青い表紙は確かに見覚えがある。だが、フライナが先ごろ、コンシェルジュの仕事の片手間で行っているクエストにて回収してきたスケッチブックは、紙質の薄いクロッキー帳で、とある特性上、紙を引き抜けるリング製本となっていたはずだ。しかし今手元にあるこれは水彩画にも耐えられる厚い紙質で、製本も異なる。もとよりマージンに渡す為に探したものだからと、収納せずカウンター上に置いておいたのがいけなかった。マージン家の誰かが、偶然にもよく似たこのスケッチブックと間違えて持ち去ってしまったに違いない。
「少々、困ったことになるかもしれませんね…」
フライナは有能なコンシェルジュである。その彼女をして、厄介だと思わせる珍事が、マージンのマイタウンにて巻き起ころうとしていた。
                                続く
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