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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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写真コンテスト

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レオナルドの冒険日誌

2021-08-03 00:01:59.0 2021-08-03 00:20:31.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『ドルブレイブ・アッセンブル』その29

「ねぇ、母さん。その子、怪我は治ってるんでしょ?一緒に外で遊んで来てもいい!?」
つい先ほどまでセ~クスィ~に熱心に話を聞き、ノートにメモ、マーカーをうっていた様子から一転、爛々とした瞳でティードに訴えるハクト。
「う~ん…。タウンから出なければ、まあ良しとしましょうか。でもハクト、くれぐれも、この子に無理させちゃダメよ?あと、二人だけでマーちゃんの工房には入らない事。いいわね?」
「もちろん!さ、行こう?」
「はい、お供します」
少年が応えるやいなや、ハクトはぐいっと手を引いて駆け出していってしまう。
「あらあら、言った傍から…。大丈夫かしら?」
転びそうな姿勢でハクトに手を引かれ外へと向かう少年の姿を、不安げに見送るティード。
「問題なかろう。目覚める前に、軽く触診した程度だが、少年の傷はすっかり癒えている様子だった。それに、同じ年頃の子供と遊んでいるうち、何か思い出すかもしれない」
「それもそうね」
子供達を見送ったリビングは、屋敷の2階奥側に位置している。昨晩お酒を酌み交わした寝室へと移動し、窓から二人の様子を見守る。
「やっぱり、弟でもいた方が良かったかな~、なんて。私たち夫婦の境遇を考えたら、我儘な話よね」
仲良く遊んでいる様子を眺めていると、ティードの胸にほんの少し、後悔にも似た苦い感情が浮かんだ。
「異種族間は子供が生まれにくい、だったか」
「ええ。正直、私もマーちゃんも、その辺は諦めた上で一緒になったわけだけど」
異種族間の夫婦に子供は生まれにくい。恋愛事に疎いセ~クスィ~でもそれくらいの知識はあった。それゆえ、結婚は当人たちの問題ではあるが、良い反応を示さない世界の空気があるのも確か。ある意味幸いだったのは、当時親密な知り合いもいなければ、親族と呼べる相手もいないマージンとティードにとって、お互い以外に認める者も反対する者もいなかったことだ。「我儘だなんてとんでもない。当り前の夫婦の悩みだ。それに…」
「それに?」
「ティードだってまだまだ若いんだ。これからだって可能性があるだろう」
「なっ、ばっ、ちょっと!」
不意に夫マージンの顔が浮かび赤面するティード。
「はっはっはっ!」
「そういうセ~クスィ~はどうなのよ?今後の展望について、何とか言いなさいよ」
「むう。まずは相手からだからなぁ。そんなに多くは求めるつもりはないのだが、最低限、そうだな…」
「なになに?」
「最低限、私と並び立てるほど強い殿方でないとな」「あ~…何となく予想ついてたけど…その条件は厳しいわ」
やれやれという表情でひらひらと手を振るティード。「いや、そんなことは無いだろう?わりと緩い条件だと思うのだが」
「い~や、そんなことあるわね」
友の恋路は長く険しいものになりそうだ。やれやれとかぶりを振ると、再び窓の外の子供たちに目を向けるティードであった。
                                続く
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