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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2021-09-11 00:36:59.0 2021-09-11 17:16:46.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『ドルブレイブ・アッセンブル』その51

一方、ハクトと同じ混血の子供たちが囚われている区画へ向かうハクギンブレイブとハクトは、苦戦を強いられていた。細い通路にひしめく、偽ドルブレイブ。先の部屋に現れた個体と同じく、緩慢な動きしかしない為、脅威は低いが如何せん、この局面において数の暴力は厄介だ。
「くっ、こいつら…」
ハクギンブレイブの正拳一発、キック一発で沈んでいく程度の相手だが、明らかに足止めを意図しているのだろう、千切っても千切っても後から後から沸いてくる。
「母さんと約束した。身の丈に合わない無茶はしない。でも、僕は僕の、できることをしなくちゃいけないんだ」
ハクトは、ティードが自分に剣を託した意味を考える。
「今の僕には、ちっぽけだけど、力がある!だったら…やらない理由は、ない!」
騎士が誓いを立てるが如く、眼前に右手に握った剣を構え、左手で柄のスイッチを押しこんだ。閃光とともに、剣から飛び出した影がハクトの全身を覆っていく。ドルブレイブに憧れたハクトが、独学で学んだ技術と、ほんのちょっとの父マージンの助けを借りて作り上げた防護スーツ。光が収まっていくとともに、憧れを纏い、ハクトは敵地に降り立つ。
「ハクギン、少し下がってて!」
「わかったっ!」
ハクギンに入れ替わり前へ出る。敵との距離を測り、大きく地に足を付ける。逆手で握った剣を下段に構え、飛びかかってきた偽ドルブレイブ達目掛けて振り上げた。
「ボム・ストラッシュ!!!」
一見、他の剣と同様に見えるハクトの剣だが、その刃の部分には目に見えないレベルの細いスリットが入っている。そこから、剣の握りに装填したマージンお手製の筒状小型指向性ギガボンバーのエネルギーを放出することで、まさに爆発的な破壊力を生み出す事が出来るのだ。これまで敵に振るわれることの無かった、理論のみの一撃。今それは花開き、目の前の敵のみならず、はるか後方に至るまで、まとめて吹き飛ばした。
「ふふっ」
「えっ、どうしたのハクギン?」
「いや、ごめん、だってハクトのスーツ、ハハックと足の形状が同じなんだもの。親子だなって思って」
「あ、そういえばそうだ。ふふっ」
動きやすさを重視したハハックブレイブの魔装と異なり、赤いバイザーを持つフルフェイスのヘルメットをはじめ、上半身を覆う耐爆防護装甲など、自身の技に耐えうる必要もありハクトのスーツは全体的に鎧じみている。しかし、脚部の装甲だけはハハックブレイブに酷似していた。そのささやかな事実と、未だ残る頬の熱にあらためて活を入れられた気分になるハクト。
「さ、道は開けた!行こう、ハクギンブレイブ!」
「ああ、行こう!」
ハクギンの後を追うのでなく、並んで走り出す2人のヒーロー。
「あ、そうだハクト」
「何?」
「その姿でアカックに会う前に、ヒーロー名は考えておいた方が良いよ?」
「あ~、そうだね」
今頃母さんはきっと恥ずかしい思いをしている事だろう。二の舞にはなるまいと、思いを巡らすハクトであった。
                                続く
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