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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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写真コンテスト

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レオナルドの冒険日誌

2021-09-16 01:04:51.0 2021-10-14 23:23:17.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作 『ドルブレイブ・アッセンブル』その59(完)

「あっ、ごましおくん!?」
準備が整い、サイン&握手会がスタートする。以前、ともにドルブレイブショーを鑑賞したハクトの友、ごましお。見覚えのあるシルエットが、ハクギンブレイブへ近づいて行った。そのプクリポの少年は、黒髪を赤いゴムでパイナップルの様に縛り上げ、緊張からか、ただでさえ細く鋭い耳が、ピンとトキトキに天を向いている。カクカク、ギクシャクとした動きはまるでぜんまい人形の用だ。その額には、ハクギンブレイブのヘルメットを模したお面が斜め掛けに被さっていた。
「あ、あの!このシャツにサインお願いします!!ごましおくんへって、添えて下さい!!!」
テント中に響き渡るほど、元気いっぱいな大きな声が響く。ハクギンブレイブは、プクリポの背丈に合わせて跪き、劇団員からペンを受け取ると、ごましおが小さな手をぷるぷると震わせながら全力でピンと引っ張るシャツの上に、サラサラとサインをしたためていく。
「ありがとう!オレのヒーロー!!」
そこにハクギンはいない。ましてや、ヘルメットで表情は見えやしない。それでもハクトには、あの日々と同じ、不器用な笑顔を浮かべるハクギンの顔が、重なって見えた気がした。
ごましおの言葉に応えるように、そっとハクギンブレイブが横に向けた拳を突き出す。
「えへへ」
ごましおもまたニッコリと笑い、コツリとぶつかりあうハクギンブレイブとごましおの拳。その光景は、ハクトの瞳に浮かぶ大粒の涙でゆがむ。ハクギンが天へと昇ったあの日。泣きじゃくる母とセ~クスィ~を前にしても、実感がわかず、流せなかった涙が、ハクトのもとへ帰ってきた。
「ハクギンは逝った。だが、彼は本当にたくさんの物を、私たちに、そしてこのアストルティアに残してくれたと思う」
その時、まさしく割って入るような形で、セ~クスィ~の小型通信端末がけたたましいコール音を響かせる。
「私はそれを、けして絶やさない。必ず未来へつなぐ。…君はどうする?ハクト君」
答えは聞かない。聞かずとも分かる。ハクトもまた、勇気ある少年なのだから。ティードに一礼すると、セ~クスィ~はハクトとハクギンブレイブに背を向け、テントを飛び出し走り出す。

小型通信端末のコール音はなおも鳴り響く。
敵は多く、強大で、戦いの終わりは全く見えない。
それでも。
それでも、私は独りではない。ドルブレイブの仲間だけではない。このアストルティア全土に、過去に未来に、ともに戦う心強い仲間がいる。私はセ~クスィ~。超駆動戦隊ドルブレイブのリーダー。この真紅の勇気の輝きを恐れぬならば、かかってくるがいい、悪党ども!
「ドルセリン!チャージ!!魔・装・展・開!!!」

  ~ドルブレイブ・アッセンブル!! 完~
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