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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2022-02-15 10:29:50.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ エピソード0」その11

「こ、これは!」
「身構えなくて大丈夫。燃料のドルセリンを完全に抜いてあるから、動かないわ」

蜂の巣のようなハニカム構造のエネルギーフィールドを展開するシールドに、フォトン粒子を集束させて刃とするサーベル、キラーマシンを改造して作ったと思われるドルボード、そして、今目の前にある、もはや散々見慣れた、ドルセリン注入口を持つガチャコッコ。

荒野の休息所の外れで待っていたおきょうに案内され、昔のツテを頼りに間借りしているという閉鎖中のアラモンド鉱山の中を行く間、未知のテクノロジーの産物に、セ~クスィ~は驚かされっぱなしだった。

「これは、ドルセリンモンスター。私と、親友のマクス、同じくケルビン、三人で共同開発した、もとは人助けのための機械よ」
セ~クスィ~にはその仕組みが全く見当のつかない投影型モニターには、おきょうを含め三人のプクリポの姿が映し出されている。
それは施設の道中、ふと目にした割れたフレームに収められた写真と同一の画像だった。

「メギストリス王立アカデミー。その同期生だった私たちは、同じラボでドルセリンの様々な活用用途を研究していたの。これはその一つで、人工知能で制御し、郵便物を送り届けるための個体よ」
カメラアイの明かりが消え、ピクリとも動く気配の無いガチャコッコを、おきょうは愛おしげに撫でた。

「そして、この呪われたベルトもそう。特にこれは、私が主導になって製作したものなの。ドルセリンを燃料にし、小型で携行可能、災害など有事の際に常人を超えた力を発揮できる特殊スーツとして、研究・開発を進めていたわ」
セ~クスィ~がその身にまとったベルトは、透明な強化ガラスケースの中に格納されていた。

おきょうの呪われたベルト、という表現も、ベルトの厳重な保管状況も気にはなったが、それよりも目を引かれたのは、その隣の空っぽのケースだった。

ケースにはラベルが張られ、そこには『魔装1号機』と書かれている。

「ひとつ、質問をいいだろうか?」
「どうぞ」
「まずは、あらためて、ベルトを勝手に使って申し訳なかった」
セ~クスィ~は心から謝罪し、深々と頭を下げる。
「別れ際、あなたは随分と私の体調を気にしていた。さきほど、呪いと仰ったな?ベルトには何か、反作用があるのだろうか?ドルセリンのせいで?」
荒野の休憩所でその考えに至ってから、不安が無かったと言えば真っ赤な嘘になる。
そのセ~クスィ~の恐れを、おきょうは言葉から感じとり、優しい口調で答えた。

「不安にさせてしまったわね。こちらこそごめんなさい」
おきょうも深々と頭を下げ、モニターの映像を切り替えながら話を進める。

「あなたが使用した魔装2号機なら、心配することはないわ。1号機の問題点を生かして、性能と引き換えに安全策を徹底しているから。それでも私が心配になってしまったのは…1号機の末路を見れば分かってもらえるかしら」

「このモンスターは一体…」
映し出されていたのは、言い表すならば一本角の生えた赤いゴリラだった。

その見た事もない魔獣が、ガチャコッコやキラーマシン相手に暴れまわる光景、その背後に写っているのは、パステル調の街並み。
未だ目にした事はないが、メギストリスはこのような色調の建造物が多いと聞く。

そして赤いゴリラは、心なしかアカックブレイブのスーツによく似た色合いの赤い体毛に、なんと同じ形状のベルトまで身に付けている。

「…このモンスター、いえ、彼は、私の親友。マクスのなれの果てよ」
「何だって!?」
先ほどの映像に写っていた優しい笑顔のプクリポ。

何をどう見間違えても、サイズから外観から何一つ、この異形と彼は似ても似つかない。

戸惑うセ~クスィ~を置き去りに、おきょうは重い口を開き、話を続けるのだった。
                      続く
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