日誌で65通オーバーという、この数字を見て今から読もうかなという人はきっと現れないボリュームにお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。
そもそも「逃亡者マージン」、「砂嵐のバラード」、「追跡者マージン」、「とある結婚式」の4つの話として別々で書いていたものをミキサーでかき混ぜた結果随分と胃にもたれて…
砂嵐のバラードはマージンの一番長い日を書きながら考えていて、一番古くから構想していた部分になります。
ジュエも絵描きではなくモンスターの絵柄のついたトランプで一人ポーカーして役で攻撃するという似て非なる設定だったんですよね。
キャトルとジュエという名前もその辺から来ていたりします。
お話の骨子になったのはもちろんマージンプロファイルの両親の話。
父がどうして母とマージンと離れ離れで過ごすことになったのか、その理由を納得行くまで何度も練り直した結果、悩みすぎて現実逃避してドルブレイブエピソード0が生まれたり、皺寄せが追跡者マージンに集中してダムドがとんでもな変貌を遂げたりしました。
逃亡者…はまずもってマージンさんの濡れ衣をどうしようかと悩んでいた所、幻列車のラストでクマヤンさんの酒場の所在地を私のリサーチ不足で間違えてしまったのでどこかで引越させる必要があったのと、アズラン住宅村の鯖再起動騒動があり、あのような滑り出しに。
追跡者…に至っては完全に原型が無いですね…
初期案ではダムドもただの生き残りで、ジュエのスケッチの中にじげんりゅうがあり、何だかんだ次元の裂け目に飲み込まれて過去に飛ばされてしまったティードさんをマージンさんとフツキさんが助けに行くという…
時渡りはやりすぎだなと思ったのと、前述の通りダムドの設定改変で今の形に。
結婚式の話はやはり一番長い日書いたあたりで、何処かの話のお尻に付けようとぼんやり頭にありまして、ただその時点では参列頂けるほどに書き深めたキャラが少なかったので構想のみに。
なのでハクトくんの言う繋がりが増えた、というのは実はマージンファミリーではなく私の事だったりします。
そんなこんなであらためまして、最後までお付き合い頂いた皆々様、並びに、結婚式に列席賜りました皆様方、この場をお借りして御礼申し上げます。
まことにありがとうございました。