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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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写真コンテスト

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レオナルドの冒険日誌

2022-06-07 16:49:09.0 2022-06-07 16:49:23.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版 黄金の意志」その16

「カミハルムイの人々よ!!!大変申し訳無いが!!!今からまかり通らせて頂く!!!!!!」
カミハルムイの南口から、北口までを貫かんばかりにセ~クスィ~の猛々しい声が響く。
「えっ…きゃあっ!」
「うわ、あぶねぇ!」
真昼のカミハルムイの往来を、違反は知りながらセ~クスィ~は最短距離で改造ガチャコッコを追いドルブレイドで疾走する。

巧みにドルブレイドを操り、街行く人々や建物をかわし突き進むが、そこは大都市、限界を感じたセ~クスィ~は躊躇わずベルトにドルセリン管を叩き込んだ。
「魔・装・展・開!!」

眩い光とともにアカックブレイブへと転じたセ~クスィ~は、魔装に増強された腕力でもってハンドルを大きく握りあげてドルブレイドを跳躍させ、通りに居並ぶ建物の上へと飛び移る。

「後で必ず修理する!すまん!!」
逐一詫びを飛ばし、屋根瓦を砕き蹴散らしながら、アカックブレイブが駆るドルブレイドは遥か遠ざかっていく改造ガチャコッコをなおも追走する。

やがてカミハルムイを囲む城壁も飛び越え、木々生い茂る夢幻の森へ。
およそアストルティアで最も難易度の高いモトクロスをこなしつつも、遂には改造ガチャコッコを見失わず、金色の怪人とフタバの間に急制動をかけつつ割って入った。

怪人の肩には追い続けていた改造ガチャコッコがとまり、さらにはみたらしの包みを踏み付けている。
体格はとてもプクリポのそれには見えないが、ケルビン本人、ないしは関わりある相手に間違いはないだろう。

金色の怪人にぶつけるつもりでアカックブレイブが乗り捨てたドルブレイドだったが、激突の瞬間、怪人の姿が僅かにぶれたかと思った刹那の後には、横倒しになったドルブレイドはまるですり抜けたかのように遥か後方の巨木に衝突し、怪人は変わらず無傷で佇んでいる。
やはり一筋縄ではいかない相手のようだ。

「…姐御…なのか…?その姿は…一体?」
突然みたらしを盗まれ、さらにはセ~クスィ~の転じた姿を初めて目の当たりにしたことで混乱の極みに陥るフタバをそっと背に隠し、アカックブレイブは金色の怪人と対峙する。

「…一応、問おう。何者だ?」
「おお!そうだな。そう言えば、この筐体の識別名はまだ決めていなかった。君らに倣い、ゴルドブレイブとでも名乗ろうか」
「その名は勇気ある者のみに許されたものだ。再考いただこうか、ケルビン!」

アラモンド鉱山の一件では、名を聞いたのみだった。しかしその後、今日に至るまで、何度となくアストルティアの平和を脅かし、超駆動戦隊ドルブレイブと渡り合ってきた仇敵の声が、金色の怪人を通して耳朶を打つ。

「それは断る。即興だが大変気に入ったのだよ。絶対に嫌だね!!」
事実として、金色の怪人の姿はよりシンプルでありながらも、ハクギンブレイブ、ひいてはドルブレイブの誇る魔装の姿に酷似している。
フタバを狙った事もさることながら、それがまたアカックブレイブを腹立たせた。

「ならば討ち滅ぼすまで」
「おお、怖い怖い。助けてくれケラウノス。可愛い我が子よ

「…」
ゴルドブレイブの口ぶりから、アカックブレイブはある違和感を抱く。

ゴルドブレイブの発言、視線、その全てはフタバではなく、ケラウノスに向けられているのだ。
全くフタバを意に介していないというほどに。

しかし不審には思えど、それは現状、大した問題ではない。
先程、ドルブレイドの衝突を如何に回避したのか。
今、考えを巡らせるべきポイントはそこにある。

「…どうしたケラウノス?SB-28をけしかけて、父さんの敵を排除したまえ」
「ふざけるな!誰が姐御を攻撃などするか!!」
ケラウノスはしかしゴルドブレイブの呼び掛けには応えず、代わりにフタバが吠える。

「…やれやれ。愛しい我が子よ。躾はしっかりとしておくべきだぞ?ケラウノス、今日はお手本をみせてあげよう。我が権限により秘匿データNo.2458732を解禁する。SB-28にアップロード。これは『命令』だ」
強く命令、と発せられた途端に、ケラウノスには逆らいようもなく自身の機能が作動した。

「最上位権限による指令を確認。アーカイブより秘匿データNo.2458732を受領。SB-28に開示する」
ケラウノスの言葉とともに、フタバの視界は暗転、一拍の後にマッドファクトリーのカメラアイがとらえた映像が映し出される。

「………え」
映像を見たフタバは呆然と息を吐き、どさりと膝をついた。
「うわぁぁぁ…!!!」
止まることなく次から次へと流れ来る映像データの内容に耐えきれず、フタバは跪いたまま頭を抱え、叫び声を上げながら地をのたうち回るのだった。
                      続く
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