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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2022-08-29 23:40:52.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版 黄金の意志』その50

「…止まった!?よし!!」
アカックブレイブが車輪を吹き飛ばして以降の振動の中では、流石に互いに姿勢を落とし耐えるしか無かった双方。
次第に大地の箱舟の速度が緩やかになり、動けるようになった刹那、フタバは大きくバックステップを繰り返し客車も抜けて出来得る限り暴走するスパインシステムに近付いた。

フタバが抜けたことによる穴はすぐさまブレイブジュニアが駆け付け、ハクギンブレイブと並び竜機械と沸いて出るブランク体の前に対峙する。

「征くぞ!ケラウノス!!」
アカックブレイブとの戦いでも見せた、ケラウノスとの融合によるリミッター解除。
元より内包する一つと、フタバに搭載されていた一つ。
ケラウノスが2つのゴルドスパインを擁する今、フタバとの融合もまた、違った意味を持つ。

「おお…俺、カッコイイ!!」
金色に輝くフタバの全身。
夢幻の森の際と同様、無骨な爪を形成していく両手だが、変化はそれに留まらず、左右それぞれに双角を生やした竜の頭へと変身を遂げる。

その変貌に用いられ、また、高速機動を可能とする莫大なエネルギーは、ゴルドスパインの特性により大地から吸い上げられる地脈エネルギーである。
そして大地から隔絶された海上においては最も近場、ケラウノスの推測通り、暴走したスパインシステムの生み出した光球から火山の噴火のように火柱を成してフタバへと向かう。
その勢いは変身を遂げた今尚衰えを知らず、プッツリと消え果てるまで全てフタバの体内へと雪崩れ込んでいく。

フタバの準備が進む中、ハクギンブレイブとハクトもまた動き出す。
「露払いだ!全力でいくよ、ハクギンブレイブ!!」「ああ、任せろ!超展開!!!」
ハクトの呼び掛けを受け、ハクギンブレイブは最後のドルセリン管をベルトに打ち込む。
選んだのはケラウノスに操られた際にとった、雄々しき大地の如き剛力体。
床に足跡を刻みながらブランク体の群れの中へ飛び込むと、星球の鉄槌を模した二振りの魔装具を全力で打ち下ろせば、衝撃波でブランク体達が宙に舞う。

そのまま低い姿勢のハクギンブレイブの背を踏み台に、ハクトは跳躍しながら剣の柄頭を3度押し込んだ。「最大出力!!ブレイブ…カリバーーーッ!!!」
変身時にも用いられるギガボンバーの爆発エネルギーが長大な光刃を形成、斜め上から打ち下ろすように、ハクギンブレイブに浮かされ身動きの取れないブランク体達を間髪入れずに薙ぎ払った。

「…あとは俺に任せろ」
残る竜機械に相対するため、金色に輝くフタバがハクギンブレイブとハクトのもとを走りすぎるその刹那、ハクトはその背に磁界シールドを貼り付け機動する。
アカックブレイブが地脈エネルギーのさらなる供給を絶ったとて残る問題。
大地の箱舟を吹き飛ばすほどの、爆発寸前に高まった地脈エネルギーは今や全てフタバの体内にある。
ゴルドスパインの数が増えたことにより進化したフタバの両腕装甲、その竜頭を象った砲口より一刻も早く放出する必要がある。

気休めにしか過ぎないかもしれないが、少しでも、フタバの制限時間を伸ばすことに繋がれば。
そんなハクトの気遣いの結晶、金色の上から磁界シールドの蒼き輝きをまといながら、フタバは竜機械と決着をつけるべく突貫する。

「確か…こうだったか?」
腹下に滑り込んで竜機械を蹴り上げ、宙を舞う姿に向けて両腕の竜頭の下顎を重ね合わせる。
先程肝を冷やさせられた敵の攻撃を再現するように、エネルギーを解き放った。

極大な光の柱が立ち昇り、竜機械を薙ぐ。
身をよじって躱そうとするが空中ではどうしょうもなく、フタバの放った地脈エネルギーの火砲は、竜機械の右肩から胴も掠め、そのまま右脚にかけてをごっそりと消し飛ばした。

それにより更に打ち上げられ、長き滞空の果てにもはや残骸と化した竜機械が大地の箱舟に落着する。
「よし、いける!あと3、4発も放てば…」
取り込んだ地脈エネルギーは膨大だ。
一刻も早く放ちきらねばと、フタバが再度構えをとった矢先。

「なっ…に…!?」
爆音とともに、フタバの両腕が爆ぜた。
かろうじて手指の欠損こそ無いものの、フタバのお気に入りだった双竜をなすガントレットは無惨に砕け散っている。
それはフタバが、取り込んだ地脈エネルギーを放出する術を喪失したことを意味していた。
                      続く
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