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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2022-10-16 12:47:17.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『悪夢王御前試合』その28

「身体が…崩れる…おのれ!!振り降ろす前に、捻り潰してくれるわ!」
当然ながら、アレスの御業が整うのを待たずして、マジェスドレアムの巨躯が躍り出る。

「いやいや、そうはいきませんよ。…アレスさん!稼げて30秒!その後は頼みましたよ!!」
アレスの集めるアストルティアの光に鼓舞され立ち上がったヒッサァが、自慢のクアドラピアーを水流、天地と重ねて構え、加えて武人の護法で迫りくる4刀をまとめて弾く。

弾かれた先から刀を握りなおし、なおも振るわれる魔神のはやわざをヒッサァは紙一重でさばいていく。
1合ごとに鳴り響く轟音。
遂には一太刀が脇を掠める。
「ぐっ…」
「邪魔だ!!退おけぇい!!!」
「絶対に!!通さんッ…!!!」
辛うじて致命傷を避けた傷から血を引きながらも、ヒッサァは一歩も引かずクアドラピアーを振るい続ける。

「更にライトフォースを付与………流石に…重い…な…」
そうしている間も、一つ、また一つと、ライトフォースを重ねていく。
既に身体の限界を軽く超えている理力の負荷に、アレスの鼻から血が垂れ、崩れそうになる両足を気力で支えた。

臨界だ。

これだけの光があれば、間違いなく悪夢を完全に打ち払える。

「ヒッサァさん!待たせたな!!」
「応ッ!!!」
アレスの声に、ジゴスパークの爆発を穂先に集めた渾身の振り上げを置き土産に残して、ヒッサァは飛び退く。

「これで…今度こそ、悪夢は終わりだっ!!【星詠みの理力(スターダストフォース)】!!!」
ヒッサァの去り際の爆撃に大きく体勢を崩したマジェスドレアムであったが、先にもまして長大かつ、星を束ねる如く数多の燐光を携えゆっくりと迫りくるアレスの天の河の如き一撃を受け止めようと、4本の剣を交差する。

「…馬…鹿な…?」
しかし、アレスの振るった光は、マジェスドレアムの構えた剣を貫通し、そのまま唐竹に全身を薙いだ。
今度こそ完全にマジェスドレアムを祓った膨大なエネルギーは、そのまま巨木が生い茂るが如く天井を吹き飛ばして、この悪夢の世界の星なき宙へと昇る。

決着をつけたアレスは、ゆっくりと剣をおさめた。
その頭上で、アレスの放った星詠みの理力の残滓が暗闇に満天の星空を描いていった。

「…ゆめ忘れる…な…必ず、いつかま…た…夢は…くる…ぅ…ぞ…」
ガクリと膝を付き、マジェスドレアムの巨躯は頭から次第に灰と化して、風に流れていった。
「果てない宙の闇の中でだって、星の光はオレ達を導くように眩く輝く」
「ええ。何処にでも、光はある。そして、覚めない悪夢など、存在しないのです」
主を失い、薄れゆく世界の中で、アレスとヒッサァは悪夢の終焉を最後まで見届けるのであった。
                      続く
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